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データ通信用の格安SIMカードの選び方


パソコンからインターネットを利用するときに、気軽にネット回線を利用したいという人やインターネットの通信費を安くしたいという人にとって、格安SIMカードを使うのはとても良い選択肢になります。

ただ、SIMカードをどのように選んだらいいのかわからず、格安SIMの購入に踏み切れない人も多いのではないかと思います。

そこで、このページでは格安SIMの選び方について解説しています。

SIMカードのサイズを確認する


SIMカードには3種類のサイズがあります。小さいほうから順にnano SIM、micro SIM、標準SIMとなります。



SIMカードを挿す機器が、どのサイズのSIMカードに対応しているかを確認しましょう。

最近ではマルチSIMといって、1枚のSIM台紙からnano SIMやmicro SIMなどを切り出して使うことができるようになっているものが増えていますので、特に調べなくても大丈夫な場合も多いです。

ただ、SIMカードを申し込む際は、SIMカードのサイズを指定する場合もあります。そのため、違う大きさのSIMカードを申し込んでしまうと、使用する予定の機器に挿すことができないということが起こってしまいます。

どのサイズに対応しているかということは、機器の仕様に書かれていますので事前によく確認するようにしましょう。




SIMカードの種類はどれを選べばよい?


SIMカードには以下の2種類があります。

・データ通信専用SIM
・データ通信+音声通話SIM


データ通信専用SIMというのは、インターネットなどのデータのやり取りだけを行うためのSIMカードになります。

データ通信+音声通話SIMというのは、データ通信にくわえて電話も使えるSIMカードになります。一般的にスマホに挿してあるSIMカードは、このタイプのものになります。

これらのSIMカードをモバイルルーターやスマホなどの機器に挿入して使用する場合、対応は以下のようになります。

機器の種類 SIMカードの種類
モバイルルーター データ通信専用SIM
スマホ データ通信+音声通話SIM
データ通信専用SIM
SIMカードスロットを搭載した
ノートパソコン
データ通信専用SIM



モバイルルーターやSIMカードスロット搭載のノートパソコンを使用する場合は、データ通信専用SIMを選択すれば良いです。これらの機器を使用しても電話をすることができませんので、音声通話機能は必要ありません。音声通話機能がない分、月額料金も安くなります。

スマホを使ってテザリングする場合など、スマホを利用する場合はデータ通信+音声通話SIMを選択すると良いです。

ただ、SIMカードを2枚挿せるようなデュアルSIM対応のSIMフリースマホを使う場合は、1枚はデータ通信+音声通話SIMを挿して電話にも対応し、もう1枚はデータ通信専用SIMを使うことで対応することもできます。この場合は、データ通信+音声通話SIMを大手キャリア(docomoやau、softbankなど)のSIMカードと、格安SIMのデータ通信専用のSIMカードの2枚を使うということもできます。テザリングの際は、データ通信専用のSIMカードに対して接続すればOKです。




データ容量をどれくらいにするか?


格安SIMのプランは、データ通信の容量ごとに月額費用が決まっています。たとえば、mineoのデータ通信専用SIMの場合は以下のようになっています。


[mineoのデータ通信のみの月額費用]

容量  Aプラン
(au回線)
 Dプラン
(docomo回線)
 Sプラン
(softbank回線)
500MB 700 700 790
3GB 900 900 990
6GB 1,580 1,580 1,670
10GB 2,520 2,520 2,610
20GB 3,980 3,980 4,070
30GB 5,900 5,900 5,990


パソコンでインターネットなどの通信を行う場合、どれくらい使うかということをあらかじめ見積もっておくことが大事です。

インターネットを見たり、メールの送受信程度であれば3GB/月でも大丈夫でしょう。

逆に、テレワークでSkypeやZoomなどのビデオ通話を長時間使用するということであれば、20GB/月や30GB/月のプランを契約した方が良いかもしれません。

参考までに、利用用途ごとの通信容量の目安をご紹介します。以下の表にまとめていますのでご覧ください。1日あたりの数値を出していますが、これは30日間毎日使用すると仮定した場合の値になります。


メールの送受信 (1通あたり500kb)

データ通信量 利用可能目安
1GB 約2,090通
(1日あたり 約69.5通)
3GB 約6,270通
(1日あたり 約208.5通)
7GB 約14,630通
(1日あたり 約486.5通)



ホームページ閲覧 (1ページあたり2.4MB)

データ通信量 利用可能目安
1GB 約436ページ
(1日あたり 約14.5ページ)
3GB 約1,308ページ
(1日あたり 約43.6ページ)
7GB 約3,053ページ
(1日あたり 約102ページ)




ネット動画の視聴 (1分あたり約4MB:中画質の動画)

データ通信量 利用可能目安
1GB 約4.5時間
(1日あたり 約9分)
3GB 約13.5時間
(1日あたり 約27分)
7GB 約31.5時間
(1日あたり 約63分)




音楽のダウンロード (1曲あたり約4MB)

データ通信量 利用可能目安
1GB 約250曲
3GB 約750曲
7GB 約1,750曲




どこの格安SIMカードを購入するか?


使用する機器やデータ容量が決まると、あとは格安SIMカードを購入するだけです。格安SIMは多くの企業から発売されていますので、どこを選んだらよいか迷うかもしれません。

以下では特にユーザー数の多い人気のあるサービスをご紹介していますので、格安SIM選びのご参考にしてください。


UQモバイル


平日昼間や夕方の時間も常に高速な通信が可能
データ節約モードも利用可能
マルチSIM(nano/micro/標準)
データ無制限プランあり
au回線


UQモバイルはガチャピンやムック、深田恭子、多部未華子などが登場するテレビコマーシャルで知っている人も多いでしょう。

スマホとSIMのセットの購入、またはSIMカードのみの購入を選択することができます。

通信回線はauを使用しています。docomoやsoftbankの回線はありません。

UQモバイルで利用できるデータ通信SIMは、以下のデータ高速プランとデータ無制限プランという、2つのプランが用意されています。シンプルでわかりやすいです。データ高速プランは基本的には3GBまでは最大225Mbpsで通信できますが、3GBを超えると速度が200kbpsまで低下します。

データ高速プランは名前の通り高速な通信が可能です。実際に速度を計測したところ、平日昼間や夕方の時間帯など、回線が混雑する時間帯でも10Mbps以上の速い速度が出ていて、とても快適に使用することができましたそれ以外の時間でも20Mbps以上の速度が出ることも多く、とても快適です。

また、データ高速プランだけでなく、スマホプラン(電話+データ通信)では、データ節約モードに切り替えて利用することもできます。速度は低速になりますが、通信量がほとんど増えずに通信ができます。メールの送受信やLINE、Twitterなどのテキスト中心のやり取りをする場合などに最適です。

データ通信プランには容量が無制限に使えるデータ無制限プランがあります。基本料金も手ごろな価格です。通信速度が最大500kbpsになります。高画質の動画を見るのは厳しいのですが、ネットをしたりメッセージやメールのやり取りは問題なく、また動画も画質を落とせば見ることができますので、たくさんネットを使うというような人は選択してみると良いでしょう。

申し込む際はSIMカードのサイズを指定する必要はありません。マルチSIMとなっていて、nano/micro/標準のすべてのSIMに対応しています。使用する機器に合わせて使い分けることが可能です。

データ通信SIMの月額料金表

名称 月額基本料金 容量・通信速度
データ高速プラン 980円 3GBまで最大225Mbps
3GBを超えると最大200kbps
データ無制限プラン 1,980円 容量無制限で送受信最大500kbps



スマホプラン(音声通話+データ通信SIM)の月額料金表

基本データ容量 月額料金 2台目以降(UQ家族割)
3GB 1,980円 1,480円 
9GB 2,980円 2,480円
14GB 3,980円 3,480円 



詳細はこちら → UQモバイル (公式サイト)


レビュー →  [レビュー]UQモバイルのデータSIMの通信速度はどれくらい?




mineo

多くの賞を受賞し、顧客満足度No.1
au/docomo/softbankの回線が選べる
基本データ容量を柔軟に変更できる
パケット放題が安くて結構使える


SIMカードのみ、またはスマホとセットで購入することができます。

au、docomo、softbankの回線から選ぶことができます。回線によって月額料金が少しだけ変わります。データ通信のみ(シングルタイプ)ならauとdocomoは同じ価格です。softbankの回線はau/docomoの月額料金+90円となっています。

データ通信+音声プラン(デュアルタイプ)では、au回線が一番安く、softbankが一番高くなりますが、普通にキャリアと契約するよりもずいぶん安くなります。

データ通信の容量が細かく設定されているので、一番効率よく使えるプランを探しやすいです。

また、基本データ容量の変更が柔軟にできるのが特徴です。毎月25日までであれば、無料で変更が可能です(翌月に適用されます)。データ容量が余ったり、逆に足りなくなるようであれば、何度でも簡単にプラン変更できるのがうれしいです。

オプションでパケット放題を利用することができます(月額350円)。最大500kbpsという速度制限になりますが、ネットも動画もSNSも使い放題になります。シングルタイプでもデュアルタイプでも使うことができます。上手く使えば、とてもお得にインターネットを利用することができます。


月額料金表(docomo回線)

基本データ容量 シングルタイプ
(データ通信のみ)
デュアルタイプ
(データ通信+音声通話)
500MB 700円 1,400円
3GB 900円 1,600円
6GB 1,580円 2,280円
10GB 2,520円 3,220円
20GB 3,980円 4,680円
30GB 5,900円 6,600円



詳細はこちら → mineo (公式サイト)


レビュー →  [レビュー]mineoのデータSIM(シングルタイプ)の通信速度はどれくらい?


IIJmio

高速モードと低速モードの切り替えができる
マルチSIM(nano/micro/標準)
au/docomoの回線が選べる
eSIMプランあり
大容量オプションあり


スマホとSIMのセット、SIMカードのみの2種類から購入することができます。

auまたはdocomoの回線から選ぶことができます。音声通話付きSIMでも、データ通信専用SIMでも、両者の間の基本料金は変わりません。ただ、SMS機能付きSIMにすると、au回線の方が月額140円安くなります。

データ通信の容量は3GB/6GB/12GBのコースが用意されています。もし足りないようであれば、オプションの大容量プランで20GBまたは30GBを追加することができます。

通常の高速モードだけでなく、通信速度を抑えた低速モードも利用することができます。TwitterやLINE、メールの送受信など、テキストを中心としたサービスの利用に最適で、通信量をほとんど使うことなく利用することができます

通常のSIMカードにくわえてeSIMも使えます。デジタル的なSIMになり、物理的にSIMカードを挿入する必要がなく、申し込んでアクティベートすると即座に使えるようになります。eSIMを使うには、スマホやパソコン、タブレットなどがeSIMに対応していることが必要です。料金は450円/1GBとなります。

月額料金表

基本データ容量 データ通信専用 データ通信+音声通話
3GB 900円 1,600円
6GB 1,520円 2,220円
12GB 1,280円 1,980円



詳細はこちら → IIJmio (公式サイト)


レビュー → [レビュー]IIJmioのデータSIMの通信速度はどれくらい?


   


まとめ


外出先でノートパソコンを使ってインターネットをしたいという場合や、テレワークなどでネット回線を手軽に利用したいというような場合には、格安SIMカードが良い選択肢になります

格安SIMカードを使うと安くインターネットができるので、是非検討してみてください。

  1. ノートPCで格安SIMを利用したネット通信を行う方法
  2. モバイルルーターを使ってノートパソコンからインターネットに接続する方法
  3. WiMAXのおすすめのプロバイダー
  4. テレワークで自宅にインターネット回線を導入する4つの方法
  5. SIMフリー・LTE対応ノートパソコン
  6. 格安SIMとWiMAXどっちを選べばいい?
  7. 1kg以下の超軽量ノートパソコン
















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