テレワークで自宅にインターネット回線を導入する4つの方法
テレワークや在宅勤務など、自宅で仕事をするためにインターネット環境を導入する必要がある場合、どのような方法があるでしょうか?
このページでは、自宅でインターネット回線を利用するための4つの方法について紹介しています。それぞれメリット・デメリットがありますが、うまく使えば安く快適にインターネットを利用することができます。
容量無制限で高速な通信が可能な光回線を契約する
フレッツ光などの光回線を契約すると、とても高速なインターネット環境を使うことができるようになります。インターネットの光回線を導入する場合には、まずこの選択肢を考えてみると良いでしょう。光回線の特徴は以下の通りです。
・データ容量無制限で使い放題
・Zoomなどのビデオ通話を長時間行うことが可能
・開通工事が必要
・契約期間が2年などの縛りがある
固定回線なので、月額基本料を支払えば容量を気にせず好きなだけ使うことができ、しかも非常に高速で安定した通信が可能となります。通信状態が悪くてイライラするというようなことも起こりにくいので、安定したネット環境を利用したいという場合には一番おすすめです。
光回線を導入する場合は、開通工事が必要となります。すぐに工事してくれる場合は良いのですが、繁忙期などは開通までに2~3週間など、時間を要することがあります。急ぎの場合は、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。もしくは、光回線が開通するまでの間、モバイルルーターをレンタルしてインターネット回線を利用するという方法もあります(一番下のモバイルルーターをレンタルの項参照)。
テレワークや在宅勤務で、ZoomやSkypeなどのビデオ通話を長時間利用するのであれば、光回線を導入するのがおすすめです。以下で紹介するWiMAXやSIMカードを利用してビデオ通話を長時間を行うと、容量制限に引っ掛かってしまう可能性があります。
家族でインターネットを使う場合や、一人暮らしでも複数の端末(パソコン、スマホ、テレビなど)をつなぐ場合にもおすすめです。以下で紹介する方法よりも高速な通信が可能で、しかも割安になります。
でも、「インターネットの光回線はどこを選んだらいいかわからない」、という人も多いのではないかと思います。そこで、インターネットの光回線でおすすめのプロバイダーをご紹介していますので、ご覧いただければと思います。
詳細はこちら テレワークで高速・通信量無制限に使えるおすすめの光回線
工事が不要で手軽に使え、容量も無制限のWiMAXを使う
WiMAXとは、無線電波によってインターネットに接続することができるサービスです。
光回線を導入するためには開通工事が必要で、申し込んでから使えるようになるためには時間がかかりますが、なるべく早くインターネットを使いたい、手軽に利用したいという場合には、WiMAXを使うという方法があります。WiMAXの特徴は以下の通りです。
・コンセントに挿すだけ、もしくは小型のモバイルルーターを使うだけ
・モバイルルーターは外に持ち出すことも可能
・データ容量無制限で使える
・電波の届く範囲があるため、事前に対象エリアの確認が必要
・契約期間が1年~3年などの縛りがある
・データ無制限でも、直近3日間の容量が10GBを超えると速度制限がかかる
電波の届く範囲内にいれば、スマホと同じような感じでインターネットに接続することができます。電波を受信するための機器(ルーター)さえあれば、すぐにネット接続が可能です。そのため、開通工事が不要で、申し込んでから使えるようになるまでがとても早いです。
WiMAXを利用するのであれば、事前に対象エリアを確認しておくことをおすすめします。都市部ではほぼ大丈夫ですが、地方ではまだ電波が届かないところもあります。
また、WiMAXは契約期間があることが多いです(1年~3年)。契約期間内に解除すると、解除料金がかかる場合があります。
WiMAXはデータ容量無制限で使用できますが、直近3日間のデータ容量が10GBを超えると通信速度が大きく低下してしまいます。そのため、テレワークや在宅勤務でZoomなどのビデオ通話を長時間行うと、データ制限にひっかかってしまうこともあります。もし、ビデオ通話を長時間使用するのであれば、光回線を契約する方が快適に使うことができます。
WiMAXのメリット・デメリットや、ユーザー数の多い人気のWiMAXプロバイダーを以下のページでまとめていますのでご参照ください。
詳細はこちら WiMAXのおすすめのプロバイダー
格安SIMカードを使う
SIMカードはスマホでも使われているので、見たことがある人も多いでしょう。docomoやauなどの大手キャリアのSIMカードとは別に、格安SIMカードというものがあります。大手キャリアや光回線、WiMAXよりも安くインターネットが使えるのが魅力で、通信費を下げるために契約している人がとても増えています。
格安SIMを使うと、1カ月の通信容量の上限が決まってしまいますが、月980円程度の価格からインターネットを利用することができるようになります。格安SIMの特徴をまとめると以下のようになります。
・月額980円程度から利用できる
・契約期間はなく、いつでも解除できる
・1カ月の上限を超えると速度制限がかかる
格安SIMを使ってインターネットに接続するためには、SIMカードを挿すための機器が必要となります。主なものは以下の3種類になります。どれか1つがあれば大丈夫です。
・スマホ
・SIMカードスロットが搭載されたノートパソコン
モバイルルーターというのは、手のひらにすっぽりと収まるくらい小型のルーターになります。自宅だけでなく、外出先にも簡単に持って行くことができるので、外でパソコンを使う人にもよく使われています。このモバイルルーターにSIMカードをセットし、パソコン側からモバイルルーターにWi-Fi接続することで、インターネットが利用できるようになります。
関連記事 モバイルルーターを使ってノートパソコンからインターネットに接続する方法
また、現在所有しているスマホを使うことで、パソコンをインターネットに接続することもできます。データ通信量の上限に達しやすくなる、バッテリーの減りが早くなる、パソコンをネットにつなげている間に電話がかかってくるとネット接続が切れる場合がある、というようなデメリットがありますが、モバイルルーターを買わなくても良く端末代を節約できるメリットがあります。
もう一つの方法は、SIMカードを挿せるようになっているノートパソコンを利用することです。モバイルルーターを使うと、ルーターとパソコンの両方をONにする必要がありますが、SIMカードスロット搭載のノートパソコンだと、パソコンの起動と同時にインターネットが使えるようになるので手間が減ります。操作が簡単になるというメリットがあります。
以下の記事では、これらの方法についてより詳しく解説していますので、SIMカードを使ったネット接続に興味のある方はご覧ください
詳細はこちら ノートPCで格安SIMを利用したネット通信を行う方法
また、実際にSIMカードの選び方についても、以下の記事で解説していますのでご参考にしていただければと思います。
詳細はこちら データ通信用の格安SIMカードの選び方
モバイルルーターをレンタルする
光回線やWiMAX、格安SIMを契約する場合には、どうしても初期費用がかかってしまいます。また、テレワークや在宅勤務が1カ月や2か月などの短期間で行われる場合には、最初からこれらの回線を導入してしまうよりも、モバイルルーターをレンタルして使う方が安上がりになることが多いです。
レンタルすれば費用が抑えられますし、不要になれば返却することができます。
もし、テレワークや在宅勤務が一時的なのであれば、レンタルサービスを利用してみるのが良いでしょう。もし、数か月以上続くのであれば、最初から光回線や格安SIMを利用する方が良いでしょう。
また、光回線の工事が完了するまでの間、一時的なつなぎとしてモバイルルーターをレンタルすると、すぐにインターネットを利用することができ、しかも切れ目なくネットに接続することが可能になります。
国内向けのWi-Fiレンタルサービスを以下のページにまとめていますので、ご覧ください。
詳細はこちら 国内用モバイルルーターのおすすめレンタルサービス
- ノートPCで格安SIMを利用したネット通信を行う方法
- データ通信用の格安SIMカードの選び方
- テレワークや在宅勤務におすすめのノートパソコン
- WiMAXのおすすめのプロバイダー
- SIMフリー/LTE対応ノートパソコン
- 1kg以下の超軽量ノートパソコン
- おすすめのハードディスク暗号化ソフト
- 国内用モバイルルーターのレンタルならおすすめは?