[レビュー]レノボIdeapad Flex 550(14)シリーズはペン標準付属でタブレットにもなる軽量ノートPC
CPUにAMD製のRyzenを搭載したモデルと、インテル製のCore iシリーズを搭載したモデルの2種類があり、どちらも快適に使える性能です。5万円台から10万円以内で購入できるモデルがとても多く、性能の良いノートパソコンがお手頃な価格で手に入ります。
デジタルペン同梱でタブレットにもなり、使い方の幅が広がります。周辺機器との接続も問題ありません。カメラ・マイク、スピーカーが搭載されていますので、テレワーク、英会話・資格取得などのオンラインレッスン受講などにもしっかり対応できます。
実際にレノボIdeapad Flex 550 (14)を使ってみましたので、レビューをご紹介します。
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このページの内容
性能の良いCPUを搭載し、10万円以下で購入できる
レノボIdeapad Flex 550(14)シリーズは、CPUにインテル製のCore iシリーズを搭載したモデル(インテルモデル)と、AMD製のRyzenを搭載したモデル(AMDモデル)の2つから選ぶことができます。
どちらのモデルも最新のCPUを搭載したモデルがラインナップされていて、抑えめの性能から高い性能のものまで揃っています。一番安いものでは5万円台から購入でき、一番性能が高いものでも10万円以内で購入できます。とてもコストパフォーマンスに優れた製品です。

なお、本レビューではCPUにRyzen 7を搭載したAMDモデルを使用しています。
インテルモデルはCPUが違うだけで、天板やキーボード、ポート類などの外観やサイズは全く同じなので、製品選びの参考にしていただければと思います。
14インチのサイズ、約1.5kgの軽さで気軽に使える
レノボIdeapad Flex 550(14)シリーズは14インチのサイズのノートパソコンです。下の写真では、大きさがわかりやすいようにA4ノートをPCの上に置いてみました。奥行き方向はA4ノートとほぼ同じで、横幅がA4ノートよりも少しだけ大きいだけです。従来の14インチノートPCよりもコンパクトにできています。
重さは約1.5kgでした。非常に軽いというわけではないのですが、簡単に持つことができて使いやすいです。ちょっと場所を変えて使うことも簡単にできます。コンパクトで軽いと使いやすいので良いですね。
もちろん、カバンに入れて持ち運ぶこともできます。A4ノートよりも少し大きめのものが入るカバンであれば、下の写真のようにスッキリ入ります。約1.5kgの重さなので、長時間持ち歩くのは疲れるかもしれませんが、比較的短い時間であれば問題なく持ち運ぶことができます。
タブレットとしても使え、デジタルペンも標準で付属
レノボIdeapad Flex 550(14)シリーズは、ディスプレイをくるっと360度回転させることができます。下の写真のようにタブレットとしても使うことができます。もちろん、タッチパネルですので指で直接操作することが可能です。

また、回転角度を調整することで、下の写真のような使い方もできます。タブレットだと手で持たないといけない場合もありますが、このような使い方をすることで、手で持たなくても画面に集中することができます。電子書籍を読んだり、動画を見たりするのにちょうど良い使い方だと思います。

また、標準でデジタルペンも同梱されています。普通のペンと同じような重さで、持った感じも同じです。ディスプレイに直接書き込めます。書き込む際は、ちょうど良い感じの抵抗感があり、筆圧に応じた反応をしてくれるので、自然な書き心地で書けました。直感的に使えるのではないかと思います。

イラストやマンガを描いたり、議事録の作成、ホワイトボードの代わりなど、使い道が広がる
タブレット+ペンという使い方ができると、イラストやマンガを描いたりするのが便利になります。また、写真に手書きで文字を書き足して友達に送ったり、SNSにアップするなど、ひと手間加えた作品を作るのも良いですね。

仕事で使う場合には、議事録の作成などに使えます。会議中にキーボードをたたく音が聞こえず、手書きで柔軟に作成でき、しかも会議が終わればすぐにPDFなどに電子化することができます。もちろん、色を変えたり線を引いたりするのも簡単です。

また、HDMIケーブルでモニターとつなぎ、ホワイトボードの代わりとしても使えます。モニターがあれば簡単にできるので、ホワイトボードを購入する予算や設置する場所を節約することができます。

使いやすいデザイン
天板はシルバー、キーボード面はライトグレーとなっていて、とても使いやすいデザインになっています。部屋の雰囲気に合わせやすいので、プライベートでも仕事でも馴染みやすいでしょう。
ディスプレイのフレームが細くてとてもスッキリしています。
天板はとてもシンプルです。隅っこにメーカー名であるLenovoのロゴが小さくあるだけなので、デザイン的にも良い感じです。
各側面の写真です。




ディスプレイ
ディスプレイのサイズは14インチです。タッチパネルとなっていて、指で触って操作することが可能です。スマホのように直感的な操作が可能です。
ディスプレイ周囲のフレームがスリムになっています。画面占有率が高くなり画面に集中できるだけでなく、見た目的にもかっこいいです。

sRGBカバー率は58.7%となっていてそれほど広い色域ではありませんが、正面からだけでなく、横や上からなど、角度を変えて見ても綺麗に表示されて見やすいディスプレイです。通常の使い方であれば、全く問題なく使えるでしょう。

プライバシーを守るカメラを搭載
ディスプレイの上部にはカメラとマイクが搭載されています。
カメラのすぐ上にはレバーがあって、左右に動かすことでカメラのレンズにカバーをかけることができます。カメラが常に自分に向いていると何となく見られているようで落ち着かない、ということもあると思いますが、使わないときはカバーをかけておくことで絶対に撮影が不可能になりますので安心です。
また、Zoomなどのビデオ通話ソフトを使ってテレワークを行うことも増えています。カメラを使う際、まだ片付けが終わっていない部屋や身支度が終わっていない姿を見られたくないような場合など、確実にカメラに映りたくないような場合にも安心して使うことができます。
キーボード
キーボードです。両端にはスピーカーが搭載されています。テンキーは搭載されていません。
キーの大きさや間隔等、特に問題はありません。入力した感じはとても良いです。適度な打鍵感があって良いで入力しやすいと感じました。
一部キーとキーがくっついている箇所がありますが、それぞれのキーの大きさがしっかりとありますので、打ち間違えるということはありませんでした。
タッチパッドです。
バックライトにも対応しています。セミナールームなど、照明が暗くなる部屋などで入力する場合に便利です。
指紋センサーを搭載し、ログインがシンプルになってセキュリティも高まる
指紋センサーが搭載されていて、簡単にログインができるようになります。しかも、自分以外の人が使おうとしてもログインできないのでセキュリティが高まります。
家族に見られたくないデータであったり、仕事で使う大事なデータが保存されている場合でもセキュリティを確保できます。PCを勝手に操作されて見られたりする心配が少なくなります。
スピーカー
キーボードの両端にはスピーカーが搭載されています。ノートパソコンとしては大きめのスピーカーで、直接耳に届くようになるということもあり、音質はとても良く感じました。音楽を聴いたり動画を楽しんだりすることができるでしょう。
テレワークやオンラインレッスンの受講もOK
上で解説したように、レノボIdeapad Flex 550(14)シリーズには、カメラとマイク、スピーカーが搭載されていますので、テレワークで仕事をしたり、英会話や資格取得などのオンラインレッスンを受講することが問題なくできます。

自宅で仕事をしたり、また子供や自分自身の学習のために、オンラインで学べるようになります。
バランス良く搭載されたポート類
レノボIdeapad Flex 550(14)シリーズに搭載されたポート類は以下のようになっています。
・USB3.0ポート×2
・USB Type-Cポート×1
・SDカードスロット
・マイク・ヘッドフォンジャック
ポート類の構成としてはスタンダードです。使用頻度の高いものが搭載されていますので、周辺機器を接続するのに困ることは少ないでしょう。
プレゼンをしたり、モニターを追加したりすることもOK
HDMIポートがありますので、プレゼンを行うことも問題ありません。

PCとモニターをHDMIケーブルで接続してみました。PCの画面を簡単に映し出すことができます。

また、PCの画面をそのまま映し出すだけでなく、モニターを新規のディスプレイとして、PCとモニターの2画面で作業することもできます。効率がとても良くなるので、作業がはかどります。
バッテリー持続時間は最大12.8時間
バッテリーの駆動時間は最大で約12.8時間となっています。
ACアダプターは下の写真のように小型で軽いです。ただ、コンセントのプラグ部分は折りたたみ収納はできません。
手のひらの半分程度の大きさです。
ケーブル込みで、重さは207グラムでした。軽いタイプのACアダプターです。
主な仕様と選び方
レノボ Ideapad Flex 550(14)シリーズの性能と仕様を確認してみましょう。
モデル名 | Ideapad Flex 550(14) AMD | Ideapad Flex 550i(14) インテル |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home | |
CPU | Ryzen 3 4300U Ryzen 5 4500U Ryzen 7 4700U |
Core i3-1005G1 Core i5-1035G1 Core i7-1065G7 Core i3-1115G4 Core i5-1135G7 Core i7-1165G7 |
メモリ | 4GB / 8GB / 16GB | |
ストレージ | SSD 128GB / 256GB / 512GB | |
ディスプレイ | 1920 ×1080(解像度) IPS液晶 フルHD 光沢あり 14インチ |
|
グラフィックス | AMD Radeonグラフィックス | インテルUHD / インテルIris Plus |
Office | 選択可 Office Home and Business |
|
重さ | 約1.5kg |
今回レビューに使用したモデルの仕様は以下のようになっています(メーカー貸出機)。
OS: Windows 10 Home
CPU: Ryzen 7 4700U
メモリ: 16GB
ストレージ:SSD 512GB
グラフィックス:AMD Radeonグラフィックス
レノボ Ideapad Flex 550(14)シリーズには、AMD製のCPUを搭載したIdeapad Flex 550(14) AMDと、インテル製のCPUを搭載したIdeapad
Flex 550i(14)インテルがラインナップされています。
両者の違いは、搭載しているCPUとグラフィックスだけです。ディスプレイやキーボード、デザインやポート類などは同じです。
Ideapad Flex 550(14)シリーズで搭載できる各CPUの性能は以下のグラフのようになっています。Ryzen 7が一番高く、次にCore
i7-1165G7、Ryzen 5、Core i5-1135G7と続きます。
インテルモデルでは、最新の第11世代のCPU(Core i7-1165G7、Core i5-1135G7)が性能が高くなっています。一つ前の世代のCPUであるCore
i7-1065G7やCore i5-1035G1などは、第11世代の物と比べると少し性能は下がりますが、一般的な用途であれば十分快適に使うことができます。価格を抑えて購入したい場合は良い選択肢になるでしょう。
Microsoft Office Home and Businessを搭載したモデルも選択することができます。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteが含まれていますので、ビジネス用途にも問題なく使えます。
ベンチマーク
CPUとストレージののベンチマークをPassmarkという専用のソフトを使って計測しました。使用したパソコンのスペックは上述の性能と仕様の確認の項をご参照ください。
まず、CPUです。スコアは13862となりました。非常に高いスコアです。インターネットやメール、SNS、Officeソフトを使った書類作成などの作業はもちろんのこと、負荷のかかる処理にもしっかりと使うことができます。

続いてストレージのアクセス速度です。スコアは13255となりました。とても高速に動作する性能です。パソコンの起動や終了、アプリの動作やデータの読み書きがとても快適になります。

まとめ
レノボIdeapad Flex 550 (14)シリーズは、CPUにAMD製のRyzenを搭載したモデルと、インテル製のCore iシリーズを搭載したモデルの2種類があり、どちらも快適に使える性能です。
タブレットとしても使うことができて使い方の幅が広がります。指紋センサーやカメラのレンズカバーも搭載されていて、セキュリティ面でも安心です。
そして何より、10万円以内で性能の良い製品が購入できます。とてもお買い得なモデルだと思いますので、是非検討してみてください。
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