携帯性に優れた15.6インチPC dynabook PZシリーズレビュー
dynabook PZシリーズは、重さが2.0kgを大きく下回っていて、15.6インチノートPCとしてはとても軽く、広い画面と持ち運びのしやすさを兼ね備えたノートパソコンです。
最新のCPUを搭載し、抑えめの性能から高い性能のものまでラインナップされているので、目的に合った1台を選びやすいです。
映りの良いディスプレイ、そして充実したポート類を搭載していて、作業がしやすくなっています。また、カメラとマイク、スピーカー、そしてAIノイズキャンセラー機能を搭載していて、テレワークやリモート会議にもしっかり使うことができます。
実際にdynabook PZ/HUを使用してみたので、レビューをご紹介します。
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このページの内容
15.6インチの広い画面を搭載しながらも、軽くて携帯性が良い
dynabook PZシリーズは15.6インチのサイズのノートパソコンです。画面が広くて文字も見やすく、快適に作業をすることが可能です。キーボードはテンキーも搭載されていていて入力もしやすいです。
一般的に15.6インチのサイズがあると、持ち運びは難しいと思われるかもしれませんが、今回使用したdynabook PZ/HUモデルは重さが約1.74kg(実測値)となっていて、15.6インチのノートパソコンとしてはとても軽いです。搭載するCPUがCore i3になると約1.69kgとさらに軽くなるようで、とても使いやすいです。
自宅で使う場合は、リビングや自室で使ったりなど、場所を変えることが簡単にできますし、職場で使う場合は、会議室に持って行ってプレゼンを行ったりするといったことが楽にできます。
本体の大きさはA4ノートよりも大きくなるのですが、従来の15.6インチノートPCよりコンパクトな作りです。
厚みも抑えられているので、手で持った時により軽く感じます。机の上においても圧迫感が少ないのが良いです。
さらに、カバンに入れて持ち運ぶこともできるようになります。長時間持ち歩くというのはあまり向いていないと思いますが、比較的短時間の持ち歩きであれば問題なく持ち運ぶことができるでしょう。広い画面で作業ができるので、外出先でも作業がはかどります。
ポート類が充実していて、周辺機器との接続も安心
搭載されているポート類はとても充実しています。USBメモリや外付けハードディスク、スマホなど、周辺機器を問題なく接続することができます。
・有線LANポート
・USB3.1ポート×2
・USB Type-Cポート×2 (Thunderbolt 4対応)
・micro SDカードスロット
・マイク・ヘッドフォンジャック


有線LANポートが搭載されているので、LANケーブルを接続することができます。ネットには無線LANでもLANケーブルでも接続できます。Wi-Fiがなく有線LANしかない環境でも慌てずにインターネットを使うことが可能です。

SDカードスロットが搭載されています。フルサイズのSDカードが使えます。

HDMIポートが搭載されていて、モニターへの出力が可能です。

PCの画面をそのまま映し出してプレゼンをしたり、大画面で見たりすることができます。また、マルチモニター環境で作業することも可能です。

USB Type-Cポートも画面出力に対応しています。

抑えめの性能から高い性能のものまで揃っている
最新モデルであるdynabook PZ/HUに搭載されているCPUとメモリ、ストレージは以下のようになっています。
CPU | Core i3-1115G4 / Core i5-1155G7 / Core i7-1195G7 |
---|---|
メモリ | 8GB (4GB×2, 8GB×1)、16GB(8GB×2) |
ストレージ | SSD 256GB / 512GB SSD 256GB + ハードディスク1TB SSD 512GB + ハードディスク1TB |
CPUはインテル製のCore iシリーズが搭載されています。性能の目安としては、Core i3を選択すれば抑えめの性能、Core i5はバランスがとれた性能、Core
i7はしっかり使える性能になります。
メモリは8GBまたは16GB、ストレージはSSDだけの構成も選べますし、SSD+ハードディスクという充実の構成にもすることが可能です。
軽めに使いたい人から、しっかり使いたい人まで幅広く対応できる性能を持っていますので、自分に合う構成を選びやすいです。
ディスプレイ
ディスプレイは解像度が1920×1080 (フルHD)の非光沢液晶が搭載されています。
フレーム(ベゼル)がとてもスリムになっていて、見た目もよく、また画面に集中しやすいです。映りもよく、綺麗に表示されます。

上や横、斜めから見ても色抜けになったりすることもなく、見やすいディスプレイです。

sRGBカバー率は99.2%となっています。表現できる色の範囲が広く、画像や動画などのコンテンツを楽しむことができます。

キーボード
キーボードの各キーに抗菌剤が塗りこめられていて、とても清潔に使うことができます。現在はコロナ禍ということもあり、手に触れるものに気を使いますが、抗菌キーボードになっているので安心して使えそうです。

キーの大きさや並び方など、スタンダードな構成です。気になる点もなく、とても使いやすいと思います。

テンキーは標準的な4列構成なので使いやすいです。

タッチパッドは十分な広さがあり、操作しやすいです。

セキュリティ
顔認証機能が搭載されています。パソコンの起動と同時に顔パスでログインできるので、セキュリティを高めつつ、パソコンが使いやすくなります。

なお、カメラレンズをカバーする機能は搭載されていません。また、指紋認証も搭載されていません。
Windows 10 Proを搭載したモデルも選択可能
dynabook PZシリーズには、以下のようなモデルがラインナップされていて、選択できるOSが少しずつ違っています。
PZ/HU | Windows 11 Home |
---|---|
PZ/HT PZ/LT PZ/HS PZ/LS |
Windows 10 Pro |
PZ/HP PZ/LP PZ/M |
Windows 10 Home |
一般的な用途にはWindows 11 HomeやWindows 10 Homeでまったく問題ありません。
ただ、セキュリティをより高めたいといった場合には、Windows 10 Proを搭載したモデルが便利です。
Windows 10 Proにはbitlockerという機能が利用できて、ストレージ(SSD)を暗号化することができます。このようにしておけば、万が一ノートパソコンを紛失したり盗難にあったりしても、内部のデータを読み出される可能性が著しく低くなります。
仕事で使う場合など、大事なデータや機密情報が保存するときには暗号化機能があると安心です。
暗号化に必要な暗号鍵は、TPMと呼ばれる高いセキュリティが確保されたチップ内に保存されます。復号するのはほぼ不可能ですので、安全なデータ管理ができます。
また、Windows 10 ProではHyper-Vという仮想化技術を使うことができます。プログラミングをする場合など、IT系の作業を行う場合には便利です。
ちなみに、Windows 11 Proを搭載したモデルはまだ販売されていないようです。
テレワークやリモート会議にもしっかり対応できる
コロナ禍でテレワークやリモート会議をする機会が増えていますが、dynabook PZシリーズを用いると、TeamsやZoom、Skypeなどを使ったビデオ会議にしっかり対応することができます。

(右)スピーカー。
スピーカーからの音質は普通です。人の声や会話は問題なく聞こえると思いますが、イヤホンやヘッドホンを使うとより良い音質で聞くことができます。

自宅でテレワークやリモート会議をしていると、「ピンポーン」と突然自宅のインターホンが鳴ってしまうということが起こって恥ずかしい思いをしてしまいますが、最新モデルであるdynabook PZ/HUにはAIノイズキャンセラー機能が搭載されていて、このような雑音を綺麗に消すことが可能になっています。

また、Fn + Aキーで、マイクのミュートを切り替えることができるようになっています。キーボードから簡単に操作できて便利です。


10時間のバッテリーとACアダプター
バッテリー駆動時間は約10時間となっています。それほど長くはありません。ACアダプターなしで使う場合は、短時間の作業になるでしょう。
ただ、ACアダプターはコンパクトにできていて、ケーブルを含めた全体の重さは約256gと標準的でした。持ち運ぶのも問題ないでしょう。


主な仕様と選び方
dynabook PZシリーズの主な仕様は以下のようになっています。ここでは最新モデルであるdynabook PZ/HUとdynabook PZ/HTについてご紹介します。
モデル名 | dynabook PZ/HU | dynabook PZ/HT |
---|---|---|
Windows 11 Home | Windows 10 Pro | |
CPU | Core i3-1115G4 Core i5-1155G7 Core i7-1195G7 |
|
メモリ | 8GB(8GB×1, 4GB×2) 16GB(8GB×2) |
|
ストレージ | SSD 256GB / 512GB SSD 256GB + ハードディスク 1TB SSD 512GB + ハードディスク 1TB |
SSD 256GB / 512GB |
ディスプレイ | フルHD、広視野角液晶 解像度(1920×1080) ノングレア 15.6インチ |
|
Office | 選択可 Office Home and Business |
|
重さ | 約1.69kg~約1.94kg |
今回のレビューで使用したdynabook PZシリーズの主な仕様は以下の通りです。
OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-1195G7
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB + ハードディスク 1TB
dynabook PZシリーズの最新モデルであるdynabook PZ/HUとdynabook PZ/HTの一番大きな違いは、搭載されているOSの種類です。dynabook
PZ/HUにはWindows 11 Homeが搭載され、dynabook PZ/HTにはWindows 10 Proが搭載されます。
一般的な使い方であれば、Windows 11 Homeでまったく問題ありません。Windows 10 Proを選択するとWindows 10
Homeの機能に加えて、bitlockerと呼ばれるストレージ全体を暗号化できる機能や、Hyper-Vと呼ばれる仮想化技術が使えます。セキュリティレベルを上げたい人や、ビジネスで必要な場合はWindows
10 Proが良いでしょう。
CPUはインテル製の第11世代CPUが搭載されます。最新のCPUです。特にCore i5とCore i7は高い性能で、1つ前の世代のCPUよりも大きく性能がアップしています。性能はCore
i3 < Core i5 < Core i7となっています。
Core i5またはCore i7を選択すると、グラフィックスがインテルIris Xeとなります。Core i3を選択するとインテルUHDとなります。Iris
XeグラフィックスはインテルUHDよりも2~3倍程度性能が高くなります。
また、Core i5またはCore i7の場合、メモリは8GB(4GB×2)、16GB(8GB×2)となっているので、グラフィックスの性能がしっかりと発揮されます。
Core i3の場合はメモリは8GB(8GB×1)となります。
まとめると、Core i3を選択すると全体的な性能はやや抑えめになります。Core i5またはCore i7を選択すると、CPU自体の処理性能だけでなく、メモリの性能やグラフィックスの性能も良くなり、全体的な性能がアップします。
構成の選択の仕方としては、ネットやWord、Excelなどのソフトを使うといった軽めの作業がほとんどであれば、CPUにCore i3を選択しても大丈夫です。
ただ、性能面ではCore i3よりもCore i5の方が性能が良いので、CPUにCore i5、メモリ8GBを選択するとバランスがとれていてとても快適に動作するでしょう。今後も長く使い続けることができます。
より高い性能をということであれば、Core i7を選択してみてください。
Officeソフトの有無を選択することも可能です。Officeを選択する場合は、Office Home and Businessがセットになります。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteが含まれています。Office単体で購入するよりも安くなります。
ベンチマーク
CPUとSSD(ストレージ)の性能をPassmark 10というソフトを使って測定しました。使用した製品のスペックについては、スペックの確認の項をご参照ください。
CPUのスコアは13028となりました。とても高いスコアです。とても快適に使えるでしょう。
続いてSSDのベンチマークです。スコアは16702となりました。こちらも高いスコアです。高速な動作が可能です。
デザインのチェック
デザインの確認をしてみましょう。本体カラーはブラックになります。全体的なデザインの印象としては、やや地味かなという感じですが、落ち着いて使えると思います。
天板には下の写真のように、細い筋が刻まれています。手で触るとわかります。
キーボードにも天板と同じ細い溝が刻まれています。手を乗せても全く違和感なく使えます。
各側面の写真です。
まとめ
dynabook PZシリーズは、重さが約1.69kg~となっていて、15.6インチノートPCとしてはとても軽いノートパソコンです。
Dynabookの無料会員(COCORO MEMBERS)に登録すると、大幅に割引された価格で購入することができるようになります。
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