自宅でも仕事でも使いやすいLenovo Yoga Slim 750i (14)レビュー
CPUなどの性能も高く、とても快適に動作します。色域の広いディスプレイと、DOLBY ATMOSスピーカーシステムを搭載しているため、音楽や動画を楽しむこともできれば、テレワークでのビデオ通話にもしっかり対応できます。
Lenovo Slim 750i (14)を実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。
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このページの内容
快適に動作する高い性能
Lenovo Yoga Slim 750i (14)はCPUにインテル製のCore i5またはCore i7を搭載していて、メモリは最大で16GB、そして高速に動作するSSDをストレージに搭載しています。
実際に使用してみると、パソコンの起動や終了、そしてアプリケーションの動作が速くて快適に使うことができました。ネットやメール、WordやExcel、PowerPointを使った書類作成など、サクサク動作します。
もちろん、性能が高いのでこれ以外の様々な用途にも活用することができます。たとえば、プログラムを書いてWEBアプリケーションやスマホアプリを作ってみたりすることも問題のない性能です。また、ディスプレイの色域が広いこともあり、画像や動画編集などのクリエイティブな作業に使うことも可能です。
コンパクトで軽いから持ち運びにも便利
PCのサイズは14インチで、一般的な14インチノートPCよりもコンパクトな仕上がりになっています。下の写真はA4ノートと重ねてみたところで、横幅がA4ノートよりも少し大きいだけという、とても使いやすいサイズ感を実現しています。
PCとA4ノートの重なり部分を拡大してみました。横幅はA4サイズよりも大きいですが、奥行き方向はわずかに短くなっていて、A4ノートよりもコンパクトです。
重さは約1.33kgでした。メーカーの公称値が1.36kgですので、ほんの少しだけですが軽かったです。これくらいの重さであれば、十分に持ち運んで使うことができます。
本体の厚みは抑えられていてスッキリしています。薄いと使いやすいのでうれしいですね。
実際に筆者の使っているカバンに入れてみたところ、問題なくスッと入りました。
スリムでコンパクトな作りなのでカバンの中のスペースにも余裕があります。自分の荷物を入れたり、仕事で使う資料を入れるのも問題ないです。
コンパクトで軽いので、自宅で使うのはもちろんのこと、外出先に持って行くことも簡単にできます。最近はテレワークも進んできていますので、会社で使いつつ、自宅に持ち帰って家でも使うという使い方もできます。
ディスプレイのサイズが14インチなので、画面が広く使えて見やすいという点も良いですね。作業のしやすさと持ち運びやすさが両立したノートPCと言えます。
落ち着きを感じるスタイリッシュなデザイン
本体カラーは濃いグレーとなっています。スリムな筐体で、しかもディスプレイのフレームが細くなっていることもあり、とてもシックな雰囲気があります。色合いが良いので、落ち着いてしっかり作業をすることができます。
トップカバーは製品のロゴとメーカーのロゴがあるだけのシンプルなデザインです。
ディスプレイを閉じたところです。本体はとてもスリムなので、机の上にスッキリと置いておくことができます。
スリムな筐体でかっこ良く使えます。
真横から見たところです。ディスプレイもキーボードも厚みが抑えられていてスッキリしています。
本体の各側面の写真になります。
キーボード
キーボードの全体は下の写真のようになっています。キーボードの両端にはスピーカーが搭載されている形になっています。キータッチはやや浅めの感じがしましたが、問題なく入力できると思います。
アルファベットや数字キーは大きさが揃っていて使いやすいです。半角全角切り替えキーやShiftキー、Ctrlキーなどのよく使われるキーの大きさも十分です。
Enterキーと「む」キーなど、一部のキー同士の間隔が詰まっているところがありますが、個々のキーに十分な大きさがあるので打ち間違えることはないでしょう。実際、ブライドタッチで入力してみましたが、問題なく入力できました。
タッチパッドも十分な大きさがあって使いやすいです。
キーボードはバックライトに対応しています。セミナー会場などで使う場合など、照明が暗くなる場所で作業するときにも使えます。
ディスプレイ
ディスプレイのサイズは14インチです。ディスプレイを囲むフレームはとてもスリムになっていて画面占有率が高く、外観的にもとてもかっこよく見えます。
色域は広く、sRGBカバー率は99.9%ととても高い値となっています。プライベートで動画の視聴を楽しんだり、動画や画像の編集作業などのクリエイティブな作業をすることもできるとても映りの良いディスプレイです。
視野角も広く、上や横から見ても綺麗に表示されます。IPS液晶という記載はありませんが、IPSに相当する液晶が搭載されていると思われます。
周辺機器と接続するためのポート類
周辺機器の接続に必要なインターフェース(ポート類)は以下のようになっています。
・HDMIポート
・USB Type-C×2
・USB3.0×2
・micro SDカードスロット
・マイク・ヘッドフォンジャック
・USB Type-C×2
・USB3.0×2
・micro SDカードスロット
・マイク・ヘッドフォンジャック
HDMIポートや複数のUSBポート(標準サイズ、Type-C)、micro SDカードスロットとなっていて、使用頻度の高いものがしっかり搭載されています。
プレゼンに使ったりモニターを追加することも簡単にできる
Lenovo Yoga Slim 750i (14)に搭載されているHDMIポートを使うと、プレゼンにもしっかり対応することができます。モニター製品など、プレゼンに使われる多くの機器がHDMIに対応しています。
実際に、このPCとモニターをHDMIケーブルで接続してみたところ、下の写真のようにPCの画面を簡単に映し出すことができました。
また、上の写真はPCの画面を複製して同じものを表示していますが、モニターを新しい作業領域として、PCの画面を拡張して使うことも可能です。つまり、PCのディスプレイとモニターの2画面を使って作業ができるようになり、PCの画面でインターネットをしながら、モニターではExcelやWordで書類を作成する、というような使い方が可能になります。
テレワークで仕事をする場合など、ノートPC+モニターという使い方が可能になり作業効率がアップします。
カメラはテレワークに対応できるのはもちろん、目の動きも感知してくれる
ディスプレイを開いて顔の正面に来る位置にはカメラが搭載されています。IRカメラとなっていて、顔認証に対応しています。パスワードを入力しなくても顔パスでログインすることができるようになります。
また、カメラとスピーカーも搭載されていますので、ZoomやTeams、Skypeといったビデオ会議が可能なソフトを使ってテレワークやリモート会議をするのにも、しっかりと対応することができます。
このカメラにはさらにすごい機能が搭載されています。Glanceという機能があり、パソコンを操作している人の視線を感知して、パソコン操作をアシストしてくれたり、のぞき見を検知してくれたりします。
たとえば、上でも紹介したようにPCとモニターを使って作業をする場合、PCのディスプレイとモニターで視線の移動が発生しますが、この機能を使うと、視線の動きを検知して、目の動きだけでウインドウを切り替えることが可能になります。
また、仕事で大事なデータを扱っている場合など、誰かに見られては困る場合もあります。もし、背後に誰かが立ってPCの画面を見た場合、自動的に画面が暗くなって見えなくなるようになります。大事なデータをのぞき見されるのを防止することができます。
他にもいくつか機能があり、それぞれON・OFFを切り替えることができます。必要に応じて調整することができます。
クオリティの良いサウンド
スピーカーはキーボードの両サイドに1つずつ搭載されています。他のノートPCとは違って、DOLBY ATMOSの大きめのスピーカーが搭載されているので、良いサウンドに感じました。
音楽を聴くのはもちろんのこと、動画を見るのも楽しめそうです。
最大23.7時間のロングバッテリー
バッテリーの持続時間は搭載するCPUによって若干異なります。CPUにCore i7を搭載した場合は約18時間、Core i5を搭載した場合は約23.7時間になります。
Core i7を搭載すると少し短くなりますが、それでも15時間以上のロングバッテリーです。もし、なるべくバッテリー時間が長いほうが良ければ、Core i5搭載モデルを検討してみてください。
一方で、電源を供給するACアダプターについては、スタンダードな作りになっていて特に問題はありません。ACアダプターをPCにつなぐ場合は、USB Type-Cポートに接続します。
ACアダプターは少し大きめかもしれませんが、手のひらに収まるサイズです。
ゲーブル込みで重さは331gとなっています。
主な仕様と選び方
Lenovo Yoga S740(14)のスペックと仕様は以下のようになっています。
OS | Windows 10 Home |
---|---|
CPU | Core i5-1035G4 / Core i7-1065G7 |
メモリー | 8GB / 16GB |
ストレージ | SSD 512GB |
ディスプレイ | 14インチ 広視野角液晶 Full HD (1920x1080) |
バッテリー | 約18時間(CPUにCore i7選択時) 約23.7時間(CPUにCore i5選択時) |
重さ | 1.36kg |
今回のレビューで使用したPCの主な仕様は以下の通りです。
OS:Windows 10 Home
CPU:Core i7-1065G7
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 512GB
Lenovo Yoga Slim 750i (14)は、CPUにCore i5、メモリ8GBのモデルと、CPUにCore i7、メモリ16GBのモデルの2種類がラインナップされています。両モデルともストレージはSSD 512GBとなっています。
この2つのモデルそれぞれについて、Officeを搭載したモデルとそうでないモデルの2つがあり、合計で4種類のモデルがあります。
インターネットやメールをしたり、WordやExcelなどのOfficeソフトを使って書類作成や閲覧をする、動画や画像を見たりするといった一般的な用途であれば、Core i5、メモリ8GBのモデルで問題なく使うことができます。
もし、より負荷のかかる作業をしたり、より高速で快適な環境をということであれば、Core i7、メモリ16GBのモデルを選択すると良いでしょう。
Officeソフトを搭載したモデルには、Office Home and Businessが搭載されますので、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteを使うことができます。
ベンチマーク
CPUとストレージ(SSD)の性能を専門のソフトを使って計測しました。計測に用いたPCのスペックについては、この上の「スペックと仕様の確認」の項をご確認ください。
まず、CPUです。Passmarkというソフトを使って計測した結果、スコアは12089となりました。とても高い値で、快適に使うことができる性能です。
続いてストレージの速度です。スコアは14689となりました。高速な動作が可能で、パソコンが快適に動作します。
まとめ
Lenovo Yoga Slim 750i (14)は、14インチのサイズで重さが約1.36kgの軽量なノートパソコンです。落ち着いたダークグレーの色合いということもあり、プライベートで使うのにも仕事で使うのにも便利です。
CPUやストレージ、ディスプレイの性能も高く、とても快適に使うことができます。自宅で趣味などにも使えますし、仕事でしっかり使うこともできるので、とても使い勝手の良いノートパソコンです。
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