ネット接続が便利 VAIO SX14(2022年モデル)体験レビュー
VAIO SX14はインターネット接続が非常に便利なモバイルノートPCで、Wi-Fi、LANケーブル、SIMカードを使ってネットに接続することができます。14インチの広めのディスプレイを搭載しながらも、わずか1.1kg前後という軽さを実現していて、自宅でも外出先でも、いつでもどこでも気軽に使うことができます。
バッテリー駆動時間が最大27時間ととても長く、電源なしでもしっかり作業することが可能です。
そして、VAIOは国産のメイドインジャパン製品です。セキュリティ機能も充実していているので安心して使うことができます。
実際にVAIO SX14を使ってみましたので、そのレビューをご紹介します。
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このページの内容
超軽量で使いやすく、持ち運びやテレワーク、出張などにもとても便利
ノートパソコンを使うときに、分厚くて重たいとなんとなく使う気がなくなってしまいますが、VAIO SX14はスリムなうえにとても軽いノートパソコンなので、とてもさわやかな気持ちで使うことができます。


また、14インチのサイズのノートPCとしては非常に軽く、重さが約1.046kg~1.167kgとなっていて余裕の軽さです。

今回使用したモデルの場合は1138gとなっていて、非常に軽かったです。PCを置く場所を変えたいときにもストレスなくできますし、片づけるときも簡単です。

大きさはA4ノートよりも少しだけ大きい程度です。机の上にA4ノートが置いてあるのと同じなので圧迫感もありません。

このようにVAIO SX14は薄くて軽いノートパソコンなので、カバンに入れて持ち運ぶのも問題ありません。実際にカバンにA4ノートと一緒に入れてみると、かさばることもなく、ちょうどよい感じでカバンに収まりました。しかも軽いので、疲れにくいのがうれしいですね。

最近はテレワークも広まって、自宅でPCを使って作業するだけでなく、会社に持って行って使うことも増えましたが、VAIO SX14であれば、カバンに入れて自宅と会社を往復するのも問題ないです。
また、出張でノートPCを持ち歩く場合にも良いです。PCが重いと疲れがたまってしまいますが、1.1kg程度だと本当に楽に持ち運ぶことができます。
インターネットへの接続が非常に充実
VAIO SX14はインターネットへの接続方法が多く、とても充実しています。以下のように3つの方法が使えます。
・Wi-Fi
・LANケーブル
・SIMカード(オプション)
まず、基本はWi-Fiになります。速度もしっかり出て問題なく使うことができます。
うれしいのが有線LANポートです。ここにはLANケーブルを挿すことができます。一般的にWi-Fiを使ってネット接続すると、電子レンジの電波と干渉してしまったりすることがあるのですが、LANケーブルではそのようなことはなく、高速で安定した通信が可能になります。ネット会議やテレワークなどで、接続が切れては困るようなときに使うと便利です。ノートパソコンで有線LANを搭載した製品は少ないのでとてもありがたいです。
また、出張先の企業やホテルで有線LANしか使えないような場合でも、問題なく対応できます。
3つ目はSIMカードになります。ノートPCを持ち運ぶことが多い場合、外でネットにつなごうとすると、モバイルルーターを使ったりWi-Fiスポットを探したり、テザリングを使ったりなど、いろいろ面倒です。
しかし、SIMが使えると、PCを起動したらいつでもどこでもすぐにネットにつながる便利さがあります。SIMフリーなので安くネット回線が使えるのもうれしいところ。SIMカードはnano
SIMに対応しています。
SIMカードを使ったネット接続はオプションになります。必要な場合は、購入時に構成のカスタマイズ画面のLTEまたはワイヤレスWANの項目で、「あり」を選択してください。
VAIO SX14カスタマイズモデルでは4G/LTE通信が可能です。また、VAIO SX14 ALL BLACK EDITIONでは5Gでの通信にも対応しています。
[VAIO SX14カスタマイズモデル]
[VAIO SX14 ALL BLACK EDITION]
バッテリー駆動時間は最大27時間
バッテリー駆動時間は、搭載するディスプレイの種類によって以下の表のようになっています。
Ultra HD(4K)液晶 | Full HD液晶 | Full HD タッチパネル液晶 |
---|---|---|
約14.8時間 | 約24.5~27.0時間 | 約15.0~19.5時間 |
フルHDの液晶を搭載した時が一番長く、最大で27時間となっています。もちろん、作業内容によってはこれよりも短くなりますが、十分に長い時間です。
しかも、ACアダプターが非常にコンパクトで軽量です。手のひらの半分くらいで重さはたったの161gでした。ノートパソコンの中では最も小さいACアダプターです。自宅で使っているときはもちろんのこと、カバンに入れて持ち運ぶのも全く問題ありません。本体と一緒に持ち運んでも合計で1.2kg程度なので、とても楽に持ち運べます。


また、最大20W出力以上のPower Delivery対応のモバイルバッテリーや充電器を使って、PCの充電を行うことができました。モバイルバッテリーが使えると、スマホの充電と兼用ができるようになるので便利です。
性能の良いインテル製CPUを搭載
VAIO SX14は、インテル製の最新第12世代のPシリーズのCPUを搭載しています。特にCore i5とCore i7に関しては、一つ前の世代のCPUであるCore
i7-1165G7やCore i5-1135G7から大幅な性能アップを実現しています。
Core i5同士で比較すると約60%(Core i5-1240PとCore i5-1135G7)、Core i7同士で比較すると約70%(Core
i7-1260PとCore i7-1165G7)も性能がアップしています。
非常に高速な動作が可能で、とても快適に使うことができます。インターネットやメール、動画鑑賞、ZoomやTeamsを使ったテレワークやオンライン会議などはもちろんのこと、WordやExcelなどを使った書類作成やプログラミングなどにもしっかりと使うことができます。
参考までに、CPUの性能を比較したグラフをご紹介します。現在、VAIO SX14 2022年7月モデルと2021年10月モデルが販売されています。
2021年10月モデルでも十分に高速且つ快適に使うことができますが、CPUの性能は2022年7月モデルの方が高いです。

見やすくて映りの良いディスプレイ
ディスプレイは3種類から選ぶことができます。それぞれについて、解像度や光沢の有無は以下の表のようになっています。
種類 | 解像度 | 光沢 |
---|---|---|
Ultra HD(4K)液晶 | 3840×2160 | なし |
Full HD液晶 | 1920×1080 | なし |
Full HD タッチパネル液晶 | 1920×1080 | あり |
光沢なし(ノングレア)の液晶にすると、画面の映り込みなどが抑えられるので、長時間見続けても疲れにくくなるのがうれしいポイントです。特に最近はテレワークなどで、パソコンの画面を見る時間が長くなる傾向にあるので、このような目に優しいディスプレイだと疲れにくくて良いです。
光沢あり(グレア)液晶は、画面の映り込みはありますが、光沢なしの液晶よりも鮮やかに表示されるようになります。また、VAIO SX14の場合はタッチパネルとなるので、指で触ったりデジタルペンでの書き込みができるようになります。
解像度は一般的な1920×1080のFull HDのものと、高精細な画面で美しい表示が可能な3840×2160(Ultra HD)があります。一般的な用途であればフルHDで十分です。
今回のレビューではFull HD タッチパネル液晶を搭載したモデルを使用しています。
実際に使用してみると、とても綺麗に表示されて見やすかったです。
発色も良く、sRGBカバー率は97.5%となっていました。向きを変えてディスプレイを見ても綺麗に表示されます。
タッチパネルなので、指で画面を触ってスマホのように操作することも可能です。
また、ペンでの入力にも対応しています。今回は、VAIO SX14とセットで購入することができるデジタイザーペンを使用しています。このペンはワコム製です。
VAIO SX14はディスプレイを180度ペタッと開くことができます。その状態にすると、ペンでの書き込みがしやすくなると思います。
写真や画像に手書き文字を書き加えてSNSにアップしたり、画像や動画の細かな部分を編集するのにペンを使ったりといった利用の仕方ができるようになります。
キーボード
キー入力作業が快適になるように工夫がされているキーボードです。実際にタイピングしてみると、タッチした時にソフトな感じがあってタイピング疲れが軽減されそうです。

また、キーボードに傾斜がつくようになっていて、タイピングがしやすくなっています。

さらに、キーの中央部分が少しくぼんでいて、指がかりが良くなるような工夫もされています。このような細かな配慮はさすがメイド・イン・ジャパンという感じです。


タッチパッドです。クリックボタンが分かれているタイプです。

キーボードはバックライトに対応しています。

バックライトはVAIOの設定画面において、キーを押したときに点灯する、常に点灯する、点灯しないというように設定できます。

指紋認証機能を搭載
電源ボタンには指紋センサーが搭載されています。

VAIOの設定によって、電源ボタンを押すと同時に指紋認証を行うことができ、ワンタッチで起動・ログインができるようになります。とても便利です。

周辺機器との接続に用いるポート類
ポート類は以下のものが搭載されています。SDカードスロットがないのが残念ではありますが、USBポートが合計4つ、そして有線LAN、HDMIポートがあるのでしっかり使えると思います。
・Thuderbolt 4 (USB Type-C)ポート×2
・HDMIポート
・有線LANポート
・ヘッドフォン出力


HDMIポートもしくはUSB Type-Cポートを使うと、出張先や会社でプレゼンを行ったり、自宅でディスプレイをつないでマルチディスプレイで作業をすることができるようになります。

HDMIもUSB Type-Cも問題なく使うことができました。モニターやプロジェクターなどにしっかり対応できます。PCの画面と同じものを映し出すだけでなく、画面を拡張して2画面で作業することも問題ありません。

Windows 11 Proも選択可能
OSは最新のWindows 11 Homeだけでなく、Windows 11 Proも選択することができます。
Windows 11 Proではbitlockerというストレージ全体を暗号化する機能が使えます。万が一パソコンが盗難にあったり紛失したりした場合、ストレージを抜き出されてデータを読まれてしまう可能性がありますが、ストレージ全体を暗号化しておくと解読することはほぼ不可能なので、データの漏洩を防ぐことができて安全です。
また、Windows 11 ProではHyper-Vという機能も使うことができます。この機能はプログラミングなどを行うときに便利な機能です。エンジニアの人や趣味でプログラム開発を行っている人など、必要であれば選択してみてください。
カメラ機能について
カメラは以下の機能が利用できます。
・顔認証(オプション)
カメラのすぐ上にあるレバーを手で動かすことで、カメラレンズにふたをすることができます(プライバシーシャッター)。テレワークやリモート会議での使用時など、カメラに映ると困るような場合に使用すると良いです。

顔認証機能はオプションになります。必要であれば顔認証に対応したカメラを選択してみてください。

テレワークやオンライン会議で使えるAIノイズキャンセリング機能
テレワークやオンライン会議中には、周りの音が気になる場合がありますが、VAIO SX14にはAIノイズキャンセリング機能が搭載されています。ノイズが気になる場合は使ってみてください。

主なスペックと選び方
VAIO SX14の主なスぺックは以下の表のようになっています。
モデル | VAIO SX14 カスタマイズモデル |
VAIO SX14 ALL BLACK EDITION |
---|---|---|
OS | Windows 11 Home / Pro | |
CPU | Celeron 7305/ Core i3-1215U / Core i5-1240P / Core i7-1260P | Core i7-1280P |
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB (デュアルチャネル) |
16GB / 32GB (デュアルチャネル) |
ストレージ | SSD 128GB / 256GB / 512GB / 1TB / 2TB | |
ディスプレイ | フルHD(解像度:1920×1080) 4K(解像度:3840×2160) タッチパネル あり/なし |
|
サイズ | 14インチ | |
Office | 選択可 Microsoft Office Home & Business Microsoft Office Personal Microsoft Office Professional |
|
カラー | ファインブラック / ファインホワイト /ブライトシルバー / アーバンブロンズ | オールブラック |
重さ | 約1.046kg~1.167kg | 約1.080kg~1.167kg |
今回のレビューで使用したVAIO SX 14の主な仕様は以下の通りです。
モデル: VAIO SX14 ALL BLACK EDITION
OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-1280P
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 256GB
ディスプレイ:1920×1080 (フルHD) タッチパネル搭載
OSは最新のWindows 11に対応しています。通常の用途であればWindows 11 Homeで問題ありません。もし、仕事で必要な場合や、bitlockerやHyper-Vなどの機能を使いたい場合はWindows 11 Proを選択すると良いでしょう。bitlockerを使うとデータをすべて暗号化できるので、しっかりとデータを守ることができます。
また、VAIOのオンラインサイトから購入すると、メーカーの保証期間が3年になります。万が一故障しても、無料で修理してもらえる期間が長くなるので安心です。
CPUは4種類から選ぶことができます。性能を比較すると、Celeron < Core i3 < Core i5 < Core i7となります。より詳しい性能の違いを見たい場合は、上述の性能の良いインテル製CPUを搭載の項をご参照ください。
価格を少しでも抑えたい人や、あまりたくさんの処理を同時に進めることがない場合は、CeleronやCore i3でも良いですが、Core i5以上の性能の良いCPUを選択しておくと、高速で快適に使うことができるようになるだけでなく、性能劣化を防いで長く快適に使うことができるようになります。
メモリは8GB/16GB/32GBから選択できます。通常は8GBで問題ありません。16GBあると余裕が出て、より快適に使うことができます。
ディスプレイはフルHDとUltra HD(4K)の2種類から選択できます。通常は、フルHDのディスプレイでまったく問題ありません。もし、高解像度のディスプレイが必要な場合は、Ultra HD(4K)を選択してください。
オプションでSIMカードを用いたネット通信に対応できます。nano SIMカードに対応しています。必要であれば選択してみてください。
OfficeソフトはOffice Personal、Office Home and Business、Office Professionalから選べます。Word,Excel、PowerPoint、Outlookが必要な方はOffice Home and Businessを、PowerPointが不要な場合はOffice Personalを選択すると良いでしょう。
VAIO SX14にはカスタマイズモデルとALL BLACK EDITIONという2つのモデルがありますが、両者の大きな違いは以下の2点になります。
・デザイン
・CPU
ALL BLACK EDITIONでは筐体をブラックで統一したカラーモデルとなっています。非常に上質で高級感の漂うデザインです。また、CPUはカスタマイズモデルに搭載されるCPUよりも高い性能を発揮します。ALL BLACK EDITIONはVAIO SX14のデザインも性能も最高ランクにある最上位モデルと考えれば良いでしょう。その分価格も高くなりますので、通常はカスタマイズモデルを選択すれば良いのではないかと思います。
ベンチマーク
CPUとSSD(ストレージ)の性能をPassmarkというソフトを使って測定しました。使用した製品のスペックについては、スペックの確認の項をご参照ください。
CPUのスコアは20762となりました。非常に高い性能になります。しっかり使うことができるでしょう。

SSDの読み書きの速度です。28711となっていて、とても高いスコアとなりました。高速な動作が可能です。

デザインのチェック
VAIO SX14のデザインをチェックしましょう。
今回は、VAIO SX14 ALL BLACK EDITIONを使用しています。まず、トップカバーです。トップカバーはカーボンが採用されています。より軽く、そして丈夫な作りになっているだけでなく、質感もとても良いです。

厚みを抑えたボディになっていて、とてもさわやかに使うことができます。

美しい映りのディスプレイです。


ディスプレイを開くとキーボードに角度がつくようになっていて、タイピングがしやすくなります。




参考までにVAIO SX14カスタマイズモデルについてもご紹介します。以下のものは2021年10月モデルのものですが、デザインはあまり変わっていないので参考になると思います。カラーはファインブラックです。
トップカバーのロゴの色がシルバーとなっています。



まとめ
VAIO SX14は軽くてとても使いやすいノートパソコンです。リビングやキッチンなど場所を移動して使うのも楽にできますし、カバンに入れて外に持っていくのも簡単です。パソコンを持ち運ぶことが多い人にとっては、疲れにくいのがうれしいですね。
しかも、ネット接続の種類が豊富で、普段はWi-Fi、テレワークの時はLANケーブル、外出先ではSIMカードという具合に使えるのはとても便利です。
画面も見やすく疲れにくいので、長時間の作業もしやすいです。
軽くて使いやすいノートパソコンを探している方は是非検討してみてください。
現在、直販サイトでは10,000円キャッシュバック・キャンペーン実施中です。2023年5月31日まで。
詳細はこちら → VAIO SX14
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