[レビュー]DELL XPS 13 Plusは超かっこいいデザインで高精細ディスプレイを搭載できる軽量ノートPC
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とても優秀なパソコンで、最新のCPUを搭載し、最大32GBものメモリを搭載することができ、非常に快適に使用することができます。
フレームが極限までスリム化されたディスプレイは美しく、100% sRGBの色域となっているので、動画や画像などが非常に鮮明で綺麗に表示されます。
そして、非常にかっこよくて高級感のあるデザインです。クールでオシャレに使えるだけでなく、さわやかな色合いなのでプライベートからビジネス用途まで幅広く使うことができます。
実際にDELL XPS 13 Plusを使ってみましたので、レビューをご紹介します。
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このページの内容
高級感のあるとてもかっこいいノートパソコン
DELL XPS 13 Plusを最初に見た時の感想は、「すごくかっこいい!」でした。シルバーの天板にスリムでコンパクトな筐体、そしてディスプレイのフレームが極限まで細くなったディスプレイを搭載し、非常に洗練された印象があります。
そしてなんといっても、キーボードが一歩も二歩も先を行く先進的なデザインになっていて驚きました。高級感があって、所持しているのがうれしくなってしまうそんなノートパソコンです。
順番に見ていきましょう。まず、天板です。涼やかなシルバーの天板は高級感があります。手で触っても指紋や油脂がつきにくく、清潔に使えるのも良いです。
天板の中央にはDELLのロゴがあります。天板と同系色の光沢感のあるロゴになっています。
下でも詳しく紹介していますが、ディスプレイのフレームが非常に細くなっていて、とてもスタイリッシュです。もちろん強度もしっかりありますので、安心して使うことができます。
XPS 13 Plusの一番の注目点はキーボードです。キーボードの項でも詳しく解説していますが、下の写真のようにタッチパッドが見当たりません。存在しないというわけではなく、タッチパッドの境界をなくしてあるために、パームレストと同化しています。一般的なノートパソコンと同様に、スペースキーと無変換キーの真下に15cmくらいの幅でタッチパッドが存在していますのでご安心ください。
ほかにも、ファンクションキーが光ってタッチ式になっていたり、キーがフラットなデザインになっていたりなど、ハイレベルなデザインに仕上がっています。
もちろん、使い勝手は良いですので、デザイン性と実用性が備わっていてとてもクオリティが高いなと感じました。
他の人とは違うノートPCが欲しいという人や、オシャレなデザインのノートPCが良いという人にとっても、良い選択になるのではないかと思います。
コンパクトで軽量だから気軽に使えて持ち運びにも便利
DELL XPS 13 Plusを実際に持ってみると、とても軽かったです。片手でも楽々持ち上げることができました。これだけ軽いと気軽に使えて便利です。
実測で1.26kgでした。
DELL XPS 13 Plusのサイズは13.4インチです。
A4ノートの上にPCを置いて、大きさを比較してみました。青色の部分はA4ノートになっていて、DELL XPS 13 Plusの横幅はほぼA4ノートと同じ、そして奥行き方向はA4ノートよりも小さくできているのがわかります。
一般的な13型ノートPCはA4ノートよりもわずかに大きいものが多いのですが、DELL XPS 13 PlusはそれらのノートPCよりも一回りコンパクトにできています。
本体はとても薄いです。厚みはたったの約15.3mmとなっていて、非常にスリムです。
これだけコンパクトでスリムな上に軽いと、カバンに入れて持ち運ぶのもとても楽です。A4の資料やノートと一緒に入れてもかさばりませんし、大きめのカバンを用意する必要もありません。実際、筆者が使っている仕事用のカバンに入れても、問題なく入りました。肩から掛けても疲れにくいです。ビジネス用途として、出張やオフィスと自宅の往復で持ち運ぶのも問題ありません。
高速に動作する性能で、作業が快適に行える
搭載されているCPUは最新世代のCore i5またはCore i7で、メモリは16GB / 32GBから選択することができます。性能はとても高いです。
インターネットやメールなどの作業はもちろんのこと、WordやExcel、PowerPointを使った書類作成なども全く問題ありません。サクサク動作するので作業がはかどります。
メモリは最大で32GBまで搭載することができます。大きなデータを扱うことがある場合は選択してみると良いでしょう。
指紋センサーを搭載し、簡単ログインと高いセキュリティを実現
キーボードの右上に指紋センサーが搭載されています。電源ボタンを兼ねていて、ここに指を重ねると指紋を使った認証を行うことができます。
人に見られたくないデータや、仕事で扱う機密情報などが保存されていても、他人が勝手にパソコンを使うことができないので安全性が高まります。特にパソコンを外に持ち出して使う時は、この指紋センサーによるログインがあると安心です。
指紋情報はTPMセキュリティチップと呼ばれる、安全性が非常に高いチップ内に保存されます。外部からの攻撃にも強く、指紋情報や暗号化キーなどの情報を安全に保存・管理することが可能です。
カメラとマイクを搭載し、テレワークやリモート会議にも使える
ディスプレイの上部にはカメラが搭載されています。ディスプレイのフレームはとても細くなっていてカメラも小型化されていますが、しっかりと映すことができます。
Zoomなどのビデオ会議ソフトを使ってテレワークで仕事を進めることが増えると思いますが、問題なく対応することが可能です。
また、このカメラは顔認証にも対応しています。セキュリティを高めることができますし、パソコンを起動すると顔パスでログインできますので、素早くパソコンを使い始めることができます。
しっかり使える優れたデザインのキーボード
上でも簡単に紹介しましたが、キーボードは非常に優れたデザインになっています。それでいて、使いやすさもしっかり確保されていて、とても良いキーボードだと思います。
一番最初に気が付くのは、タッチパッドが見当たらないことです。確かにないように見えますが、実際は下の写真の青で囲ったあたりに存在しています。タッチパッドの縁とくぼみをなくし、スッキリとした見た目になっています。人目を引く優れたデザインだなと思います。
一般的なタッチパッドと同様に、マウスカーソルの移動やクリック、スクロール、二本指での操作などにも対応しています。また、手をホームポジションに置けば、自然とタッチパッドに触れられるので、タッチパッドの境界がなくても目で確認することなくスムーズに使うことができます。
続いてキーです。キーはフラットなデザインが採用されています。一般的なキーボードはキーが盛り上がっていてそれを押すような感じで使いますが、DELL
XPS 13ではフラットなキーを押し込む形になります。
キーとキーの間がほとんどないように見えると思いますが、キーを押し間違えたりするというようなこともなく、自然に入力することができました。打鍵感も良かったです。
半角・全角切り替えキーやShiftキー、Backspace、Enterキーなども十分な大きさがあります。問題なく使えるでしょう。
ファンクションキーは下の写真のようになっていて光ります。アルファベットや数字などのキーとは違って、タッチ式となっています。通常は下の写真のように、音量や画面の明るさを調整するキーが使えるようになっていて、Fnキーを押すとF1やF5などのキーに切り替わるようになっています。
1画面に表示できる情報量が多く、綺麗な描写が可能なディスプレイ
ディスプレイはフレーム部分がとても細くなっていて、液晶画面の占有率がとても高いです。外観上、とても洗練された印象を受けます。
ディスプレイの解像度は3種類あり、フルHD+(1920×1200)とUHD+(3840×2400)、3.5K(3456×2160)となっています。
フルHD(1920×1080)やUHD(3840×2160)よりも、若干縦方向の解像度が上がっています。つまり、一般的なノートPCよりも縦方向の情報量が増えることになり、1画面に表示させたときにより多くの情報を表示することができます。作業効率が上がります。
今回のレビューでは3.5K(3456×2160)の解像度のディスプレイを搭載したモデルを使用しました。OLED(有機EL)ディスプレイです。
ディスプレイの映りはとても良いです。OLEDディスプレイの色域は、sRGBカバー率とDCI-P3カバー率が100%、Adobe RGBカバー率が96.9%となっていました。とても発色の良いディスプレイで、色鮮やかで明るい表示が可能です。テキスト情報はもちろんのこと、画像や動画を見るのも良く、作品制作などのクリエイティブな活動にも適しています。
角度を変えて見ても映り方に変化はありません。とても見やすいディスプレイです。
一般的な使い方であれば、フルHD+のディスプレイを搭載したモデルで全く大丈夫です。動画や画像の編集やイラストやデザインなど、画質や色表現が重要になる作業を予定している方はUHD+や3.5Kのディスプレイを検討してみるのも良いでしょう。
また、UHD+と3.5Kのディスプレイは、指で画面をタッチして操作できるタッチ対応ディスプレイとなっています。
周辺機器との接続に使うポート類
周辺機器との接続に必要となるポート類は、USB Type-Cポート(Thunderbolt 4)が2つだけとなっています。HDMIやSDカードスロットなどは搭載されていません。
標準サイズのUSBポートは搭載されていませんが、USB Type-Cポートを標準サイズのUSBポート(USB Type-A)に変換できるアダプターが標準で付属しています。
また、ヘッドホンを接続するためのアダプターも標準で付属しています。
USB Type-Cポートは画面出力に対応しています。USB Type-Cに対応したモニターを使えば、USB Type-Cポートを使って、PCのディスプレイとモニターの2つの画面を使って作業をしたり、ノートPCの画面をモニターに映しながらプレゼンをしたりすることもできます。
しかし、モニターに接続する際には、まだまだHDMIが主流だといわざるを得ません。DELL XPS 13 PlusにはUSB Type-Cポートしかないので、HDMIを使う場合には下の写真のように、USB Type-CポートをHDMIに変換するアダプターがあると便利です。
実際、このアダプターを使用してHDMIケーブルをつなげることで、ノートパソコンの画面をモニターに映し出すことができました。
詳細はこちら → USB Type-C & HDMI変換アダプター
ここでは、USBポートだけ、HDMIポートだけを利用できるアダプターを紹介しましたが、USBポートやHDMIポート、有線LANポートなどを1つのアダプターとして利用できる製品もあります。いくつかの種類のアダプターを付け替えるのは面倒だという方は、このような変換アダプターがいろいろ販売されていますので、必要であれば別途購入してみてください。
詳細はこちら → USB Type-Cアダプター 5in1
Windows 11 HomeだけでなくWindows 11 Proも選択可能
OSはWindows 11 Home、またはWindows 11 Proを選択することができます。
ビジネス用途でよく使われるWindows 11 Proが選べるのはうれしいですね。ストレージ全体を暗号化できるBitlockerや、離れた場所にあるPCにログインできるリモートデスクトップなどが使えます。また、仮想化技術であるHyper-Vも利用できますので、プログラミングなどで利用する場合にも便利です。
ACアダプター
ACアダプターはとてもコンパクトにできていて、手のひらの半分以下のサイズにまとまります。重さは電源コードを含めて261gとなっていました。問題なく使うことができます。
収納する時にも便利ですし、またカバンに入れて持ち運ぶときもかさばることなく、楽に持ち運べます。
また、USB Type-CポートはPower Deliveryに対応しているので、モバイルバッテリーなどの充電器を使ってPCの充電をすることもできます。実際、最大20W以上出力可能なPower
Delivery対応の充電器を使用することで充電することができました。
主な仕様と選び方
DELL XPS 13 Plusの仕様は以下のようになっています。
OS | Windows 11 Home / Pro Windows 10 Pro |
---|---|
CPU | Core i5-1240P / Core i7-1260P |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | SSD 512GB / 1TB / 2TB |
ディスプレイ | 13.4インチ フルHD+(解像度:1920×1200) 非タッチ 非光沢 UHD+ (解像度:3840×2400) タッチパネル搭載 反射防止 3.5K (解像度:3456×2160) OLED タッチパネル搭載 反射防止 |
Office | 選択可 Office Personal Office Home & Business Office Professional |
重さ | 約1.23kg |
今回のレビューで使用したDELL XPS 13 Plusの主な仕様は以下の通りです。
CPU: Core i7-1260P
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 1TB
ディスプレイ: 3.5K (解像度:3456×2160) OLED タッチパネル
OSはWindows 11 HomeまたはProから選ぶことができます。普通の使い方であればWindows 11 Homeで全く問題ありません。仕事で使用したり、SSD全体を暗号化してセキュリティを高めた使い方をしたい、というような場合はWindows
11 Proを選択してみてください。
CPUはCore i5またはCore i7から選べます。性能はCore i5 < Core i7となりますが、両者ともに最新CPUでとても高い性能を持っていますので、Core
i5でもしっかりと使うことが可能です。価格的にも購入しやすいでしょう。
メモリは16GBが標準で、最大で32GBまで搭載できます。
通常はメモリ16GBを選択すれば大丈夫です。とても高い性能を持った構成となります。インターネットやメール、SNS、Officeソフトを使った書類作成など、複数の作業を同時に行っても、とても快適に使うことができます。
メモリが16GBあると、大きなデータを扱うような処理などが快適に行えます。プログラミングや画像・動画処理などで使うのも良いでしょう。
ディスプレイはフルHD+、またはUHD+、3.5Kの解像度のものが用意されています。一般的な使い方であればフルHD+で問題ありません。より高精細な表示であったり、画質にこだわった使い方をするのであればUHD+や3.5Kのディスプレイを選択してみてください。3.5Kのディスプレイにすると、OLED(有機EL)となり非常に映りの良いディスプレイになります。
無線LANは11acに対応しているだけでなく、最新の規格であるWi-Fi6(11ax)にも対応しています。11axに対応しているルーターが必要となりますが、非常に高速なWi-Fi通信が可能となります。
Officeソフトは、MicrosoftのOffice Personal、Office Home and Business、Office Professionalを選択することができます。Office
Home and BusinessにはWord、Excel、PowerPoint、Outlookが入っていますが、Office PersonalにはWord、Excel、Outlookのみとなります。もし、PowerPointが必要であればOffice
Home and Businessを、必要なければOffice Personalを選択すれば大丈夫です。
Office ProfessionalはOffice Home and Businessに含まれるソフトに加えて、PublisherというDTPソフトとAccessというデータベースソフトが含まれています。
ベンチマーク
CPUとストレージの性能を専用のソフト(PASSMARK 10)を用いて測定しました。
まずCPUです。スコアは16666となり、とても高い値を示しました。高速な処理が可能で、快適に使うことができます。
続いてストレージ(SSD)の性能です。スコアは20687となり、とても高速に動作することがわかりました。パソコンの起動や終了、アプリの動作やデータの読み書きが高速化されます。
デザインのチェック
DELL XPS 13 Plusのデザインをチェックしてみましょう。カラーモデルはプラチナシルバーです。
ディスプレイを閉じたところです。プラチナシルバーのカラーの天板が爽やかです。どんな場面にも馴染みやすいカラーなので、プライベートにも仕事にも使いやすいです。
本体はスリムです。
天板を開いたところです。ディスプレイのフレームが細く、とてもかっこよく見えます。
後ろ側から見たところです。
本体右側面です。USB Type-Cポート(Thunderbolt 4)が搭載されています。
本体左側面です。USB Type-Cポート(Thunderbolt 4)が搭載されています。
手前側です。
後ろ側です。
まとめ
DELL XPS 13 Plusは性能が良くて、とてもかっこいいノートパソコンです。
スリムでコンパクトなので使いやすく、しかも持ち運びにも便利なのがうれしいですね。
とても優秀なノートパソコンなので、プライベートでも仕事でもとても快適に使うことができます。
詳細はこちら → DELL XPS 13 (直販サイト)
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