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超軽量14インチノートPC dynabook RZ/MXレビュー

【機材貸出:Dynabook株式会社】



dynabook RZシリーズはインテル製の最新CPUを搭載し、とても高速な動作が可能なノートパソコンです。

しかも、14インチのノートPCとしては非常に軽く、たったの899g~という超軽量なボディを実現しています。自宅でも簡単に場所を変えて使うことができるだけでなく、カバンに入れて外出先にも楽に持ち運ぶことができます。

複数のUSBポートやHDMI、有線LANポートなどもしっかり搭載されていて、周辺機器との接続も安心です。性能と機能、そして携帯性の良さを兼ね備えた、非常に優れたノートパソコンに仕上がっています。

今回、dynabook RZ/MXというモデルを実際に使用してみたので、レビューをご紹介します。

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このページの内容




大幅に性能アップした第14世代インテルCPUを搭載




dynabook RZ/MXには、インテル製の最新CPUであるCore Ultra 7 155H / Core Ultra 5 125Hが搭載されています。一般向けのノートパソコンに搭載されるCPUとしては、非常に高い性能です。

メモリは16GBまたは32GBの容量があり、ストレージのSSDは非常に高速に動作するので、とても快適に使うことができます。

dynabookは世界で初めてノートパソコンを開発したメーカーということもあり、長年にわたって蓄積された技術があるようで、dynabook RZシリーズにはエンパワーテクノロジーという技術が採用されています。

パソコンのパフォーマンスを最大限に発揮しながら、高速かつ静かに使うことができるようになっています。実際、薄型のボディにこのような高い性能のCPUを搭載しながらも、動作音が抑えらえていました。快適に使うことができるのではないかと思います。




   

圧倒的に軽くて作業がしやすい14インチノートPC


ディスプレイのサイズは14インチとなっています。これまで14インチのノートパソコンというと1.5kg前後くらいの重さが標準的でしたが、dynabook RZシリーズではなんとたったの約899g~しかありません。

dynabook RZシリーズには、dynabook RZ/MXとdynabook RZ/HXなどのモデルがあります。

dynabook RZ/MXは899g~という超軽量ノートPCで文句のつけようがありませんが、dynabook RZ/HXも14インチで約1.05kgというのは非常に軽いといっても過言ではありません。

今回使用したdynabook RZ/MXは約892gとなっていて、片手でも楽々持ち上げることができるくらい非常に軽いノートパソコンでした。部屋から部屋へPCを持って移動するのも問題ありませんし、カバンに入れて外出先に持っていくのも楽々です。パソコンを持ち運んでも疲れにくいのがうれしいです。






また、14インチの画面サイズがあると文字も見やすいですし、作業もしやすくなります。dynabook RZシリーズは、軽さと作業のしやすさを両立したノートパソコンといえます。


下の写真はdynabook RZ/MXの上にA4ノートを重ねてみたところですが、本体の大きさはA4ノートよりほんの僅かだけ大きいくらいのサイズに抑えられていて、スッキリしています。




しかも、厚みは約15.9mmとなっていて、とてもスリムです。圧迫感もなく、さわやかに使うことができます。




実際にカバンの中に入れてみました。A4ノートと一緒に入れてもかさばることなくスッキリ入りますし、スペースにも余裕があります。何より、肩から下げても楽だというのがとても良いです。

カフェや図書館に持って行って使ったり、出張やテレワークなどで会社と自宅を往復するというような場合でも、楽に持ち運ぶことができます。







   

見やすくてきれいな表示が可能なディスプレイ


ディスプレイは高輝度・広視野角液晶が搭載されていて、とても映りが良いです。綺麗に表示されるので、趣味や仕事など幅広い用途にしっかり対応できます。

なお、ディスプレイについては、液晶パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合がありますことをご了解ください。

sRGBカバー率は98.7%と高く、色表示も問題ありません。画像や動画などの作品制作に活用するのもOKです。




横や上からなど、角度を変えてディスプレイを見ても、見え方が変わることもなく見やすいです。




ディスプレイは非光沢の液晶が搭載されているので自分の姿が映りこむことがありません。長時間作業していても疲れにくいと思います。

解像度は、1920×1200(WUXGA)となっています。




また、ディスプレイを180度反転させることが可能です。操作方法は、Ctrl + Alt + ↑ or ↓キーを押すだけです。下の写真のようにディスプレイは180度開くことができますので、仕事の打ち合わせやプレゼンなどで対面に座った相手にもわかりやすく見せることができます。相手との距離を保って会話ができるので、コロナ対策にもなります。


ディスプレイの表示を180度反転させたところ。






大事なデータやプライバシーを守るセキュリティ


電源ボタンは指紋センサーを兼ねていて、ワンタッチでPCの電源ON+指紋認証でのログインが可能になります。簡単操作でログインできるだけでなく、他人が勝手にPCの操作を防ぐことができ、セキュリティを高めることができます。



電源ボタン。指紋センサーも搭載されている。


指紋情報は、TPMセキュリティチップと呼ばれるセキュリティが非常に強固なチップ内に保存されますので安心です。

カメラを使わないときは、レンズにカバーをかけることができるようになっています。レンズの横にあるレバーを手で動かすだけの簡単操作です。カメラの撮影ができない状態の場合は赤色のマークが見えるので、視覚的にもわかりやすいです。


カメラ。レンズにカバーをかけて撮影を防止することができる。


TeamsやSkypeなどのビデオ会議ソフトを使っていると、設定ミスによってカメラに映りこんでしまうことがありますが、レンズそのものにカバーをかけていると確実に撮影をできなくすることができるので安心です。

テレワークを行う際に身だしなみが整っていない状態であったり、部屋を映したくないときなど、プライバシーを守ることができます。




   

キーボード


キーボードについては、一部キーが小さいかなと思うところがありますが、問題なく使えると思います。




パームレストも広く、手をしっかり置くことができます。




左上部にある半角・全角キーが少し小さいかなと思いましたが、まずまず使えると思います。それ以外のキーは特に問題ありません。




キーの間隔(キーピッチ)や深さ(キーストローク)についても、特に気になる点はありません。打鍵感も良く、スムーズに入力できます。

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タッチパッドは広いです。しっかりと操作できるでしょう。




バックライトにも対応しています。照明が暗くなるプレゼンやセミナー会場で使用したりするのにも便利です。







   

ポート類がしっかり搭載され、周辺機器との接続も安心


周辺機器の接続に必要なポート類は、以下のものが搭載されています。

・HDMIポート
・USB3.2ポート×2
・Thunderbolt 4 (USB Type-Cポート) × 2
・micro SDカードスロット
・マイク・ヘッドフォンジャック


よく使われるポート類が十分に搭載されています。周辺機器との接続に困ることは少ないでしょう。






特にうれしいのが有線LANポートです。LANケーブルを挿してインターネットに接続することができます。もちろん、Wi-Fiでの接続も問題なくできるので、必要に応じて使い分けられる便利さがあります。

テレワークで長時間安定してネットにつなぐ必要がある場合は、LANケーブルが使えると便利です。また、有線LANしか使えないホテルがあったり、出張で有線LANしか許可されない場合もあるなど、LANケーブルが使えるようになっていると安心です。




ディスプレイ出力はHDMIポートとUSB Type-Cポートが使えます。




実際に、パソコンとモニターを接続してみたところ、HDMIならびにUSB Type-Cともにモニターへの出力を行うことができました。PCの画面をそのまま映すだけでなく、領域を拡張して2画面や3画面で作業することもできました。最大3画面を使って作業できます。

[HDMIとUSB Type-Cケーブルを使って合計3画面で作業ができる]







テレワークやオンライン会議もOK


テレワークやオンライン会議をする機会が増えていますが、dynabook RZシリーズにはカメラとマイク、スピーカーが搭載されていて、TeamsやSkypeなどのビデオ会議ソフトも問題なく利用できます。

[カメラとマイク]



スピーカーは底面の左右2箇所に搭載されています。テレワークやオンライン会議で、スピーカーを通して人の声を聞くのは問題ないと思います。ただ、イヤホンやヘッドホンを通して聞く方がよりクリアに聞こえましたので、通話品質が気になる方はイヤホンやヘッドホンを利用するのが良いと思います。

[スピーカー]








   

長時間持続するバッテリーと小型ACアダプター


バッテリー駆動時間は最大24時間となります。dynabook RZシリーズには、MX / HX / MWという3つのモデルがラインナップされていて、それぞれのバッテリー駆動時間は以下の表のようになっています。

 モデル名  RZ/MX RZ/HX RZ/MW
 バッテリー駆動時間 約20.5時間
(アイドル時)
約27時間
(アイドル時) 
 約20.5時間 


PCを起動して何もしない状態(アイドル時)で20時間以上バッテリーがもちます。作業内容によってバッテリー駆動時間は変わってきますが、しっかり使うことができそうです。

また、ACアダプターは下の写真のようになっています。




手のひらの半分程度の大きさのコンパクトなタイプで、ケーブルを含めた全体の重さは251gでした。十分に軽くてコンパクトなのでカバンに入れても楽です。






また、USB Type-CポートはPower Deliveryに対応しています。今回、PCの電源がOFFの状態で、20W以上のPower Delivery対応の充電器(モバイルバッテリー、ACアダプター)を使って充電することができました。




普段使っているスマホのモバイルバッテリーを兼用することができる場合があるので、もし、荷物を少しでも減らしたいという場合にはACアダプターの代わりにモバイルバッテリーを使うのも良いでしょう。





   

主な仕様と選び方


dynabook RZシリーズの仕様は以下のようになっています。

モデル  dynabook RZ/MX dynabook RZ/HX dynabook RZ/MW
OS Windows 11 Home / Pro Windows 11 Home   Windows 11 Home / Pro 
CPU Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
Core Ultra 7 155H Core i7-1360P
Core i5-1340P
メモリー 16GB / 32GB  32GB 16GB / 32GB 
SSD 512GB / 1TB    1TB 512GB / 1TB   
ディスプレイ 14インチ
高輝度・高色純度・広視野角
1920×1200(WUXGA)
非光沢
Officeソフト Office Home and Business 選択可能
バッテリー 約20.5時間
(アイドル時)
約27時間
(アイドル時) 
約20.5時間 
重さ 約899g 約1.05kg   約940g   




今回のレビューで使用したdynabook RZシリーズの仕様は以下の通りです。

モデル名:dynabook RZ/MX
OS: Windows 11 Home
CPU: Core Ultra 5 125H
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD 512GB



OSはWindows 11 HomeまたはWindows 11 Proを搭載しています。一般的な使い方をするのであれば、Windows 11 Homeでまったく問題ありません。

仕事で必要ということであったり、よりセキュリティを強化したいということであればWindows 11 Proを選択すると良いでしょう。Windows 11 Proではbitlockerという機能があり、ストレージ全体を暗号化することができ、万が一PCを盗まれたり紛失したりした場合でも、データを読み取られる心配がほとんどありません。

CPUはCore Ultra 7またはCore Ultra 5、Core i7、Core i5から選択できます。性能はCore Ultra 7 > Core Ultra 5 > Core i7 > Core i5となります。Core Ultraシリーズが最新のCPUで、Core iシリーズは一つ前の世代のCPUになります。

なるべく最新のCPUを搭載した方が良いと思うかもしれませんが、Core iシリーズも非常に良い性能です。普通に使う分にはまったく問題ありませんので、予算を抑えて購入したいという場合には良い選択肢になると思います。

メモリは16GB以上となっているので、とても快適に使うことができるでしょう。

モデルによって重さが若干変わることにご注意ください。dynabook RZ/HXは約1.05kgとなっていて、1kgを少しですがオーバーします。それでも十分に軽いのですが、少しでも軽いほうが良ければdynabook RZ/MXやRZ/MWのモデルを検討してみてください。

OfficeソフトはMicrosoft Office Home and Businessを選択することができます。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteを使うことができますので、書類作成や表計算、プレゼン、メールの送受信に活用することができます。


ベンチマーク


CPUとSSD(ストレージ)の性能を測定しました。使用した製品のスペックについては、スペックの確認の項をご参照ください。


まず、CPUです。Passmarkというソフトを使っています。スコアは20427となりました。非常に高速な動作が可能です。





続いてSSDの性能です。同じくPassmarkのスコアで44129となりました。すごく速いというわけではないのですが、体感的には全く問題ない速度です。快適に使うことができるでしょう。






デザインのチェック


デザインの確認をしてみましょう。dynabook RZシリーズは黒と紺の中間のカラー(ダークテックブルーというカラー)になっています。深みと落ち着きのある上質なデザインです。


















各側面の写真です。












まとめ


dynabook RZシリーズは14インチのノートPCで899g~という非常に軽量なノートパソコンです。自宅で使うだけでなく、カバンに入れて外出先にも楽に持っていくことができます。

性能も非常に高く、高速な動作が可能です。14インチの広めのディスプレイで快適に作業することができるでしょう。

ディスプレイの品質も高く、周辺機器との接続も安心です。充実した性能のノートパソコンですので、是非検討してみてください。

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