[レビュー]Yoga 6 Gen 8は軽くてタブレットとしても使えるスタイリッシュなノートパソコン
CPUにRyzenを搭載していて、とても性能が高く高速な処理が可能です。天板には手触りが良くオシャレな雰囲気のあるファブリック素材が使用されていて、とてもスタイリッシュな外観です。
ディスプレイを回転させることができ、タブレットとしても使用することができます。デジタルペンが標準で搭載されていて、イラストを描いたり文字を書き込んだりすることがすぐにできます。
Lenovo Yoga 6 Gen 8を実際に使用してみましたので、レビューをご紹介します。
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このページの内容
Yoga 6 Gen 8の特徴
Yoga 6 Gen 8には下のような特徴があります。
良いところ
・ファブリック素材が用いられていてオシャレなデザイン
・13.3インチで軽く、持ち運びにも便利
・タブレットPCとしても使える
・手で触って操作できるだけでなく、デジタルペンでの手書き入力にも対応
・映りが良くて見やすいディスプレイ
・最新のCPUを搭載していて、高速に動作する
・ポート類も充実していて周辺機器との接続も安心
・バッテリー駆動時間が20時間以上あり、バッテリーが長持ち
気になる点
・顔認証は搭載されていない
これらについて、以下で詳しく解説しています。
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CPUに最新のRyzenを搭載しとても性能の良いノートパソコン
レノボYoga 6 Gen 8はCPUに最新のRyzenシリーズ(Ryzen 5 7530U / Ryzen 7 7730U)を搭載していて、とても性能の良いノートパソコンです。
Ryzenシリーズを搭載したノートパソコンは、性能が良いにも関わらず価格が安くなっていることが多く、コストパフォーマンスにとても優れています。

今回のレビューでは、Ryzen 7 7730Uを搭載したモデルを使いました。実際試してみると、キビキビと動いてとても快適に使うことができました。
価格は10万円前後で購入できるモデルが多く揃っていて、比較的購入しやすい価格帯になっています。
ノートパソコンにタブレット、デジタルペンが使える
ディスプレイを回転させると、タブレットに変形させることができます。ディスプレイに触って、指で操作することが可能です。

回転角度を調整することで、下の写真のような使い方も可能です。画面だけに集中することができるので、動画を見たり、電子書籍を読んだりするのに便利です。手で持つ必要がなく、画面の角度も調整できるので、楽に使うことができます。

デジタルペンが標準で付属しています。電池を入れて使うタイプです。一般的なペンと同じくらいの太さで持ちやすいです。ディスプレイに書き込む際は、少しツルツルする感じがしましたが、慣れれば問題なく使えると思います。

実際にこのペンを使って、筆圧を変えて線を引いてみました。筆圧に応じて線の濃さや太さが変わるので、直感的に書くことができます。

タブレットとペンが使えると、イラストを描いたりすることがしやすくなります。趣味で絵やマンガを描くのも良さそうです。

仕事で使う場合は議事録の作成などに使えます。直接手書きでき、デジタル化することも簡単にできます。手書きアプリはいろいろありますが、Microsoft Officeに入っているOneNoteがおすすめです。

13.3インチで約1.3kgの軽さだから使いやすい
サイズは13.3インチで重さは約1.37kgです。片手でも楽々持ち上げることができます。気軽に使えるので良いですね。ちょっとした移動も便利です。

実際に重さを計測したところです。

本体の上にA4ノートを置いて、大きさを比較してみました。下の写真のように、本体のサイズはA4ノートとほぼ同じです。

A4ノートと同じくらいの大きさなので、カバンに入れてもかさばりません。他の資料や私物もしっかり入る余裕があります。約1.37kgなので、カバンに入れて持ち運ぶことも楽にできます。カフェや旅行に持って行ったり、出張やテレワークで自宅と会社の往復するのも問題ないでしょう。

オシャレな雰囲気のファブリックカバー
天板は金属でできていますが、表面にファブリック素材が使用されていて、とてもファッショナブルなデザインです。色合いも良い感じで、インテリアの一部としても部屋になじみそうです。

ファブリックはしっかりと貼り付けてあるのか、たわみやシワなどは全くありません。しっかりていて、しかも手になじむ感触です。

ディスプレイのフレームやキーボードにはファブリックは使われていません。こちら側は通常のノートパソコンと同じです。

映りが良く見やすいディスプレイ
ディスプレイのフレームは細く、見た目的にもスッキリしています。解像度は1920×1200 (WUXGA)となっています。一般的なノートパソコンによくあるフルHD(1920×1080)のディスプレイよりも多くの情報が表示できます。
sRGBカバー率は98.0%となっていて、正しい色合いで表示することができます。文字を読むだけでなく、画像や動画などもしっかり楽しむことができるでしょう。

IPS液晶が搭載されていますので、角度を変えて見ても綺麗に表示されます。

タッチパネルになっているので、指で触って操作することが可能です。

キーボード
キーボードは日本語配列のものとなっていて、打鍵感も程よく感じられ使いやすいものに仕上がっています。
[キーボード:クリックすると拡大表示]

EnterキーやBackspaceキーとその隣のキーがくっついていますが、それぞれのキーに十分な大きさがあるので、問題なく入力できました。打鍵感も良く、快適に入力できると思います。
作業するときは、手のひら全体を乗せることが可能です。

バックライトにも対応しています。照明が暗くなるセミナーやプレゼン発表の場などでPC入力を行う場合に便利でしょう。

キーボードの両サイドにはスピーカーが搭載されています。ドルビー・アトモスが採用されているということもあり、実際に音楽を聴いてみたところ、良いサウンドだと思いました。とても聞きやすいスピーカーだと思います。動画や音楽を楽しんだり、テレワークやオンラインレッスンなどで音声を聞くのにも使いやすいと思います。

周辺機器との接続に使用するポート類
周辺機器との接続に使用するポート類は次のようになっています。


1. USB Type-Cポート(左側面:電源コネクタ兼用、Power Delivery、DisplayPort)
2. HDMIポート
3. マイク・ヘッドフォンジャック
4. micro SDカードスロット
5. USB3.2ポート×2
2. HDMIポート
3. マイク・ヘッドフォンジャック
4. micro SDカードスロット
5. USB3.2ポート×2
HDMI、micro SDカードスロット、4つのUSBポートが搭載されています。よく使われるものばかりなので、周辺機器との接続は問題ないでしょう。
USBポートは標準サイズ(Type-A)とUSB Type-Cポートが2つずつあるので、
USB機器を接続するのは問題ないでしょう。本体左側面にあるType-Cポートは電源コネクタを兼用します。
プレゼンに使ったりモニターを追加することもできる
HDMIポートとUSB Type-Cポートがディスプレイ出力に対応しているので、モニターやプロジェクターにケーブルをつなげばプレゼンなどに問題なく対応することができます。

実際に、HDMIケーブルならびにUSB Type-Cケーブルを使って、モニターにPCの画面を問題なく映し出すことができました。

HDMIケーブルでPCとモニターを接続。

USB Type-CケーブルでPCとモニターを接続。
また、モニターと接続して、PCのディスプレイとモニターの2画面で作業することも可能になります。より多くの作業スペースを確保できるので、作業効率が高まります。テレワークなどで活用するととても良いでしょう。
安心のセキュリティ
キーボードに指紋センサーが搭載されています。ワンタッチでログインが可能になるだけでなく、他人が勝手に使用するのを防止することができます。大事なデータや人に見られたくない情報を守ることができます。

カメラには撮影を防止するカバーが搭載されています。レンズのすぐ上にあるレバーを手で動かすことによって、カバーをかけたり開いたりすることができます。カメラに映りたくないときはカバーをかけておくと安心です。部屋の中や身だしなみなど、プライベートな情報を不用意に見られる心配が低減します。
なお、このカメラは顔認証には対応していません。

テレワークやオンラインレッスンにも使える
レノボYoga 6 Gen 8には、カメラとマイク、スピーカーが搭載されていますので、ZoomやTeams、Skypeなどのソフトを問題なく使うことができます。
テレワークに活用することができますし、英語や資格取得などのオンラインレッスンを受けることも可能になります。
追加で機器を購入しなくても良いので便利ですね。
バッテリー駆動時間は最大21.7時間
バッテリー駆動時間は最大で21.7時間ととても長いです。フル充電しておけば、しっかり使えると思います。
ACアダプターについては、下の写真のようになっています。

ACアダプターは手のひらに収まる小型サイズです。重さはケーブルを含めて約301gとなっています。13.3インチのノートPCのものとしてはやや重たいですが、問題のない範囲です。

主な仕様と選び方
Lenovo Yoga 6 Gen 8のスペックと仕様は以下のようになっています。
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | Ryzen 5 7530U Ryzen 7 7730U |
メモリー | 8GB / 16GB |
ストレージ | SSD 256GB / 512GB / 1TB |
ポート類 | USB3.2 × 2 USB Type-C × 2 HDMI micro SDカードスロット |
ディスプレイ | 13.3インチ IPS液晶 WUXGA (1920x1200) |
重さ | 約1.39kg |
今回のレビューで使用したLenovo Yoga 6 Gen 8の主な仕様は以下の通りです(メーカー貸出機)。
OS:Windows 11 Home
CPU:Ryzen 7 7730U
メモリ:8GB
ストレージ:SSD 512GB
CPUはRyzen 5 7530U、Ryzen 7 7730Uから選択することができます。性能はRyzen 5 7530U < Ryzen 7 7730Uとなりますが、どれも十分に高い性能を持っていて、とても快適に使うことができます。普通に使う分にはRyzen 5 7530Uで全く問題ないです。
メモリは8GBまたは16GBから選択でき、ストレージは256GB/512GB/1TBとなっています。
Ryzen 7を搭載したモデルでも10万円前後で購入することが可能です。
Officeソフトを搭載したモデルも販売されています。Office Home and Businessが搭載されますので、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteを使うことができます。
ベンチマーク
CPUとストレージののベンチマークをPassmarkという専用のソフトを使って計測しました。使用したパソコンのスペックは上述の性能と仕様の確認の項をご参照ください。
まず、CPUです。Ryzen 7 7730Uのスコアは18466となりました。前モデルより35%以上もスコアがアップしていてとても高速な動作が可能です。インターネットやメール、SNS、Officeソフトを使った書類作成、プレゼンなどの作業はもちろんのこと、ZoomやTeamsを使ったテレワークなどにもしっかりと使うことができます。

続いて、ストレージ(SSD)のベンチマークです。スコアとしては15354となり、それほど高いスコアではありませんでしたが、体感的には動作がとても速く、全く問題なく使うことができます。

デザインのチェック
それではLenovo Yoga 6 Gen 8の外観を確認してみましょう。
まずは、天板を閉じたところです。製品名のYOGAのロゴが左上、Lenovoのロゴが右下にあります。ロゴは目立たないようになっていて、ファブリックカバーのデザインを損ねないのが良い感じです。
ディスプレイを開いて前から見たところです。
後ろ側から見たところです。
本体の各側面の写真になります。
まとめ
Lenovo Yoga 6 Gen 8はCPUにRyzenを搭載していて、とても高速な動作が可能なノートパソコンです。サクサク動いて作業がはかどるでしょう。
13.3インチで約1.3kgの軽いノートパソコンなので、気軽に使いやすいです。自宅で使うのはもちろんのこと、ちょっとした移動や外出先への持ち運びも簡単です。テレワークや出張で、自宅と会社の往復で持ち運ぶのも問題ありません。
天板にファブリックカバーを使用しているのも、とてもファッショナブルで魅力的です。とてもスタイリッシュに使えるでしょう。価格も10万円前後なので、比較的購入しやすいのもうれしいポイントです。
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