LTE対応ノートパソコンでSIMカードの設定をしてネット接続する方法
SIMカードスロットが搭載され、LTE/4G/5G通信が可能なノートパソコンでの設定方法についてご紹介します。Wi-Fiの設定と同じような手順で簡単にできますので、3分もあればすぐに完了します。
設定手順
LTE対応ノートパソコンでSIMカードを利用して、インターネット接続をするためには次のような手順で設定します。Windows 11の場合とWindows
10の場合についてそれぞれご紹介します。
Windows 11の場合
(1)まず、PCの電源を切り、SIMカードをスロットに挿入します。
(2)PCの電源を入れ、画面下のWindowsアイコンをクリックします。
(3)設定アイコンをクリックします。
(4)画面左のメニューから、「ネットワークとインターネット」をクリックします。
(5)「携帯電話」をクリックします。
(6)画面を下にスクロールして、「携帯電話会社の設定」をクリックします。
(7)「APNを追加」をクリックします。
(8)APNを編集する画面が表示されます。SIMカードの業者から送られてきたAPNの情報を入力してください。
サインイン情報の種類について、通常はSIMカードの業者から送られてきた書類に記述があると思いますのでその通り入力すればよいですが、もし記述がない場合は、CHAPを選択するのが良いでしょう。
PAPはパスワードを平文で送るため通信を傍受されるとパスワードが丸見えになります。CHAPはチャレンジレスポンス認証といって、パスワードが丸見えにならない方法での認証方法になります。CHAPの方がセキュリティ的に安全ですので、通常はCHAPを選択するのが良いです。
APNの種類は、5G対応機種では「インターネットおよびアタッチ」を、4G対応機種では「インターネット」を選択します。
(9)無事設定が完了すると、デスクトップ右下にアンテナのマークが表示されます。このアイコンをクリックすると、SIMカードによる通信マークが表示されています。
通常、APNの設定完了後、1分程度待つとインターネットに接続できることが多いですが、もし、APNの設定が終わっても接続できない場合は、PCを再起動すると接続できる場合があります。
以上で設定完了になります。EdgeやChromeなどのブラウザを使って、インターネットに接続できます。
Windows 10の場合
(1)PCの電源を切り、SIMカードをスロットに挿入します。

(2)PCの電源をONにします。Windowsのホームボタンを押し、下の画像のような設定ボタンをクリックします。

(3)Windowsの設定画面が開きます。「ネットワークとインターネット」という項目をクリックします。

(4)左側にある「携帯電話」の項目をクリックします。

(5)画面中央にある「詳細オプション」をクリックします。

(6)ANPの設定画面になります。「APNを追加します」をクリックします。

(7)SIMカードの業者から送られてきたAPNの情報を入力し、保存ボタンを押します。

サインイン情報の種類について「PAP」と「CHAP」の2種類があります。PAPはパスワードを平文で送るため通信を傍受されるとパスワードが丸見えになります。CHAPはチャレンジレスポンス認証といって、パスワードが丸見えにならない方法での認証方法になります。CHAPの方がセキュリティ的に安全ですので、通常はCHAPを選択してください。

APNの種類は、5G対応機種では「インターネットおよびアタッチ」を、4G対応機種では「インターネット」を選択します。

(8)設定ができたら、(6)の画面で先ほど設定した情報が登録されます。設定が問題なければ「アクティブ化済み」となっていますので、確認してください。

また、画面右下のタスクバー上にアンテナが表示され、クリックすると一番上に接続先の情報が「接続済み」として表示されるようになります。


(9)接続が確認できたら、ブラウザを立ち上げればホームページを見ることができます。インターネットにつながった状態になっていますので、ほかにもftpソフトなどを使うこともできます。
まとめ
SIMカードスロットが搭載され、LTEでの接続ができるノートパソコンでの設定はとても簡単にできます。ちょうどWi-Fiと同じような手順で設定することができるので、すぐに設定できるのではないかと思います。