Lavie Direct NMのレビュー~1kgを切るコンパクトなモバイルノートPC
Lavie Direct NMは12.5インチのサイズで、重さがたったの909gしかない、コンパクトで軽量なノートパソコンです。
省電力で動作する最新のCPUと最大8GBメモリ、SSD、IPS液晶が搭載されています。
コンパクトでもHDMIポートやSDカードスロット、USBポート(標準サイズUSB3.0×2、USB Type-C×1)を搭載していて、周辺機器との接続も問題ありません。
今回、Lavie Direct NMを使ってみましたので、レビューをご紹介します。
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12.5インチサイズのコンパクトで1kg未満の軽量ボディ
NEC Lavie Direct NMは、12.5インチのサイズで重さがたったの909g(カタログ掲載値)しかない、コンパクトでとても軽いノートパソコンです。
実際に重さを計測してみると929gありましたが誤差の範囲内でしょう。十分に軽くて片手でも楽々持つことができました。
やはり軽いと便利だなと思います。自宅で使っている場合は、自室からリビングに場所を変えて使うというようなことも簡単にできますし、出張などでカバンに持って外に出る場合でも、体が疲れにくくて良いです。カバンを肩にかけた瞬間に、肩にかかる圧力が小さいのがうれしいです。
本体はコンパクトで、しかもスリムにできています。12.5インチの大きさがどれくらいかというと、A4ノートよりも一回り小さく、B5ノートよりも少し大きくなります。A4ノートとほぼ同等サイズになる13.3インチのノートパソコンよりも、一回り小さくなります。
本体はスリムにできています。
ディスプレイを閉じて真横から見たところです。高さは18mmでスリムです。
実際に筆者の使っているビジネスカバンに入れてみたところ、下の写真のようになりました。薄いノートパソコンなので、ほかの資料や荷物を入れるスペースも十分にありました。
12.5インチでも周辺機器との接続は大丈夫 プレゼンやSDカードの管理もOK
ノートパソコンはサイズが小さくなると、インターフェース(周辺機器との接続に使われる端子)が削られがちですが、Lavie Direct NMは良く使われるインターフェースがしっかりと搭載されています。
インターフェースはすべて後ろ側にまとめられていて、標準サイズのUSB3.0ポートが2つ、USB Type-Cポートが1つ、SDカードスロットとプレゼンに使われるHDMIポートが搭載されています。
USBポートが合計3つも搭載されているのはありがたいです。多くの周辺機器は標準サイズのUSBポートに対応しているので、接続に困ることはないでしょう。
USB Type-Cポートは1つあり、電源コネクタと共用になります。電源コネクタを挿しているときにType-Cポートを使いたくなったら、コネクタをいったん抜く必要があります。
セキュリティワイヤーロックスロットもあります。盗難防止用にワイヤーを結び付けておくことができます。
SDカードスロットはフルサイズのものに対応しています。micro SDカードもアダプターをかぶせてあげれば読み書きできるようになります。デジカメやビデオカメラで使われるフルサイズのSDカードだけでなく、スマホやドローンなどに使われるmicro
SDカードにも対応できて便利です。
HDMIポートもあるので、プレゼンにも活用できます。PCとモニター/プロジェクターとをHDMIケーブルで接続すれば、問題なくPCの画面を映し出すことができます。また、12.5インチの画面が小さいと感じる場合は、モニターを用意することで、PCの画面を拡張して(PCの画面とは別にもう1画面を追加する)使うことが可能になります。
前モデルよりも性能がアップしたが、ファンレスではなくなった
Lavie Direct NMの最新モデルは、CPUにCeleron 3965Y、Core i5-10210Y、Core i7-10510Yを選択することができます。
最新のCore i5-10210Yと前モデルで搭載されていたCore i5-8200Yを比較すると、前モデルよりも約50%性能がアップしています。Core
i5-10210Yの性能を他のCPUと比較すると、Core i3-10110Uとほぼ同じくらいの性能になっています。負荷のかかる作業にはあまり向いていませんが、インターネットやメール、動画・画像の鑑賞、Officeソフトを使った書類作成・閲覧などのライトな作業が快適に行える性能です。
Core i7-10510Yについてはデータが手に入らなかったため詳細は不明ですが、同様に前モデルよりも性能がアップしていると推測されます。
Celeron 3965Yは前モデルから引き続き選択可能になっています。
性能がアップしたのはうれしいのですが、前モデルまではファンレスで無音で使うことができたのに、最新モデルではファンが搭載されるようになっています。省電力で動作するCPUが搭載されている割には、よくファンが回転し動作音がよく聞こえました。
ただ、プロセッサの電源管理設定を変更したり、電源ケーブルを抜いて使うと(バッテリー駆動で使う)、ファンの回転音は抑えられました。静かな状態で使いたい場合は、これらの方法をお試しください。
プロセッサの電源管理を調整して動作音を減少させるための方法は以下のようになります。
[手順]
(1) デスクトップ左下のWindowsアイコンをクリック
(2) 設定を選択
(3) システムをクリック
(4) 左メニューの「電源とスリープ」を選択
(5) 右側にある「関連設定」の項目で「電源の追加設定」をクリック
(6) 「プラン設定の変更」をクリック
(7) 「詳細な電源設定の変更」をクリック
(8) 電源オプションダイアログが開きます。「プロセッサの電源管理」を選択し、「最大のプロセッサの状態」をクリックします。「バッテリ駆動」と「電源に接続」について、ともに70%程度に設定すると、電源に接続した状態やバッテリ駆動時の動作音が減少します。
もし、より静かに使いたいのであれば上位モデルのLavie Direct PMなどを検討してみてください。
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コンパクトでも快適に入力できるキーボード
Lavie Direct NMはA4ノートよりもコンパクトですが、意外にも窮屈な感じもなく快適に入力することができました。というのも、キー同士の間隔は18.7mmで、13.3インチや15.6インチに搭載されているキーボードとほぼ同じ仕様になっています。
実際、下の写真のように、本体の幅いっぱいまでキーボードが使えるようになっているので、キーの打ちやすさを実現できています。
1つ1つのキーの大きさも問題ありません。指先にしっかりとフィットして、入力しやすいです。アルファベットや数字・記号キーの大きさも十分に確保されています。
EnterキーやBackspaceキーも、大きさがしっかりと確保されていて使いやすいです。
タッチパッドです。問題なく使えます。手を置く場所(パームレスト)が少し狭いかもしれません。女性の手であれば全く問題ありませんが、手の大きな男性だと手が少しはみ出るかもしれません。
IPS液晶を搭載し見やすいディスプレイ
ディスプレイはIPS液晶が搭載されています。発色も良く、綺麗に表示されます。横や上など、角度を変えて画面を見ても、色合いが変化するということもなくてとても見やすいです。
解像度は1920×1080(フルHD)で、ノングレア(非光沢)ディスプレイとなっています。蛍光灯などの映り込みが少なく、目に優しい液晶画面です。
Windows 10 Proも選択可能
Lavie Direct NMはWidows 10 Home またはWindows 10 Proを選ぶことができます。Windows 10 Proを選択するとbitlockerという機能が使えて、ストレージ全体を暗号化することができます。
ノートパソコンを持ち運ぶ時に心配なのが置忘れや盗難、紛失です。万が一誰かの手に渡ってしまうと、中のストレージを取り出してデータを読み取られてしまう心配があります。しかし、ストレージを暗号化しておけば中身を取り出しても読み取られる心配がほとんどありません。また、暗号化に必要なキーはLavie
Direct NMに搭載されているセキュリティチップで管理できます。このチップは非常に強固なので暗号化キーを読み取られる心配はまずありません。
社内や自宅にあるパソコンに外出先からアクセスしたいような場合や、セキュリティ機能も強化したい場合には、Windows 10 Proが良い選択肢になります。
指紋センサー搭載でセキュリティが高まる
オプションになりますが、Lavie Direct NMでは指紋センサーを搭載することができます。電源ボタンに指紋センサーが搭載されるようになり、ワンタッチでログインが可能になります。パスワードなしでログインできるので、パスワードを盗み見られる心配もありませんし、誰かに勝手にパソコンを操作される心配もありません。セキュリティを高く保つことが可能になります。
顔認証が可能なカメラを搭載 SkypeミーティングもOK
ディスプレイ上部にはカメラとマイクが搭載されています。SkypeやZoomなどによるオンラインミーティングが可能です。
また、CPUにCore i5またはCore i7を選択すると顔認証も行うことができるようになります。パスワードの入力を省いて顔パスでログインできるだけでなく、セキュリティをより強固にできます。ただし、CPUにCeleronを選択すると顔認証機能は搭載されませんのでご注意ください。
小型で軽いACアダプターだから持ち運びにも便利
Lavie Direct NMのバッテリー持続時間は約11時間です。
ACアダプターは小型で手のひらに収まるサイズで、重さや約242gとなっていて軽量です。外出先にもすっきりと持って行くことができます。
性能と仕様
Lavie Direct NMのスペックをご紹介します。
OS | Windows 10 Home / Pro | |||
---|---|---|---|---|
CPU | Core i7-10510Y Core i5-10210Y Celeron 3965Y |
|||
メモリ | 4GB / 8GB | |||
ストレージ SSD |
SSD 256GB / 512GB / 1TB | |||
光学ドライブ | なし | |||
有線LAN | - | |||
無線LAN | ○ | |||
HDMI | 〇 | |||
USB | USB3.0 × 2 USB Type-C × 1 |
|||
SDカード スロット |
〇 | |||
サイズ | 12.5インチ | |||
液晶 | IPS液晶 (非光沢) Full HD(解像度:1920×1080) |
|||
タッチパネル+ タブレット変形 |
- | |||
Office | 選択可 Office Home and Business Office Personal |
|||
カラー | パールブラック / パールホワイト / メタリックピンク / ネイビーブルー | |||
重量 | 約909g | |||
保証期間 | 1年(有償:3年~5年) |
今回のレビューで使用したLavie Direct NM(Note Mobile)の主な仕様は以下の通りです。
CPU: Core i5-10210Y
メモリ: 8GB
ストレージ: SSD 256GB
Lavie Direct NMで選べるCPUはCeleron 3965Y、Core i5-10210Y、Core i7-10510Yです。一番性能が高いのがCore
i7-10510Yで一番低いのがCeleron 3965Yになります。
また、メモリは4GBまたは8GBとなっています。
ストレージは高速に動作するSSDが搭載されています。パソコンの起動や終了、アプリの動作が高速で、快適に動作します。
OfficeソフトはOffice Home and BusinessとOffice Personalが選択できます。WordとExcel、Outlookだけで良ければOffice
Personalを、それらに加えてPowerPointやOneNoteが使いたければ、Office Home and Businessを選択してみてください。
カラーは4色ラインナップされています。ブラックが一番無難に使えるかなと思います。
ベンチマーク
CPUの性能をPassmarkという専用のソフトを使って計測しました。上でも紹介しましたが、前モデルよりも大きく性能がアップしていて、Core
i3-8145Uと同等の性能となっていました。
外観のチェック
外観の確認をしてみましょう。今回はパールブラックのカラーモデルをご紹介しています。
まず、天板を閉じたところです。

ディスプレイを開いて前から見たところです。


キーボードです。

後ろ側から見たところです。



本体背面部です。ポート類はすべて背面部に集約されています。ヘッドフォンジャック、USB3.0ポートが2つ、SDカードスロット、HDMIポート、USB Type-Cポート(電源ケーブル兼用)が搭載されています。

本体手前部分です。

本体右側です。

本体左側です。

まとめ
Lavie Direct NMはコンパクトで軽量なノートパソコンです。気軽に使えて、そして持ち運びがとても楽にできるというのが良いですね。
ライトな作業がとても快適にできる性能なので、ネットやメール、書類作成などの用途にちょうど良いでしょう。前モデルとは違って、ファンレスではなくなってしまったのが残念ですが、高いモバイル性はとても魅力的に映りました。
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