14インチで1kg未満 マウスコンピューターDAIV 4Pレビュー
マウスコンピューターのDAIV 4Pは、14インチのサイズで約985gという非常に軽量なノートパソコンです。自宅で使うのはもちろんのこと、カバンに入れて持ち運ぶ場合でも疲れにくくなるのでとても便利です。
最新CPUを搭載し、デュアルチャネルのメモリを搭載していて、高いパフォーマンスを発揮できます。インターネットや動画鑑賞、WordやExcelなどの書類作成作業はもちろんのこと、画像や動画編集などにも使えます。
仕事にもプライベートにも馴染む、スリムで清涼感のあるデザインです。
実際にDAIV 4Pを使ってみましたので、レビューをご紹介します。
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このページの内容
わずか985gのとても軽量な14インチノートPC
マウスコンピューターのDAIV 4Pは重さがわずか985gしかない、とても軽いノートパソコンです。自宅で気軽に使えるだけでなく、オフィスやカフェなどの外出先に持って行ったり、テレワークで自宅と会社を往復するという使い方が簡単にできます。
しかも、サイズは14インチです。広めの画面で作業ができるのはうれしいですね。作業がはかどります。
実際に手で持ってみると軽さがよくわかります。片手でも楽々持ち上げることができます。
重さを実際に計ってみました。982gとなっていて、ほぼホームページに記載されている通りの軽さでした。
ディスプレイのサイズは14インチで、では本体サイズはどれくらいかを調べてみました。A4ノートをPCの上に重ねて置いてみると、下の写真のようになります。幅がわずかにA4より大きいくらいで、ほぼA4ノートに一致しました。従来の14インチノートPCよりもコンパクトにできていて、13.3インチのノートPCと同程度の筐体サイズです。
本体も薄くできています。
DAIV 4Pを実際にカバンに入れてみたところです。A4サイズのスリムなノートパソコンなのでかさばることなくスッと入りました。私物を入れたり、他の資料などを入れる余裕もあります。
しかも、985gという軽さなので、肩から掛けてもすごく楽に持ち運べるのはうれしいですね。
持ち運びがしやすいうえに作業もしやすいので、自宅でメインPCとして使いつつモバイルもいけるとても便利なノートパソコンです。
インテル製最新CPUを搭載し、グラフィックスの性能も良い
インテル製の最新CPUであるCore i7-1165G7を搭載しています。Core i5などの他のCPUは選ぶことができませんが、とても性能が良く高速に動作します。
また、メモリも最大で64GBまで搭載することができるので、大きなデータを扱う作業を予定している人にとっても使いやすいです。ノートパソコンで、これほど大容量のメモリを積むことができる製品はあまりないのでとても貴重です。
CPUに内蔵されているグラフィックスはインテルIris Xeです。メモリがデュアルチャネルとなっているので、グラフィックス性能を最大限発揮することができます。
また、ディスプレイはsRGB 100%となっていて色域が広いので、写真や動画編集などの作業にも最適です。サクサク動いて高品質な作品を制作できるでしょう。
プライベートでも仕事でも爽やかに使えるデザイン
本体のカラーは清涼感のあるシルバーとなっています。とても爽やかに使うことができます。自宅のインテリアなどにも合わせやすく、また職場で使うのもマッチする色です。使う環境に合わせやすいというのは良いですね。
狭額ベゼルとなっていて画面占有率が高いです。見た目も非常にスタイリッシュですので、かっこよく使うことができます。
後方から見たところです。
本体の各側面になります。
キーボード
キーボードについて、特に気になる点はありませんでした。標準的な仕様で、問題なく使えると思います。
キーの大きさや間隔等、特に問題はありません。
タッチパッドは広く、またパームレスト(手をのせる場所)も十分なスペースがあるので、しっかりと作業ができます。
バックライトにも対応しています。セミナーやプレゼン発表など、照明が暗くなる場所で作業する場合に便利です。
ディスプレイ
ディスプレイを見てまず感じたのが、フレームがとてもスリム、ということです。画面占有率が高くなって画面に集中しやすくなるだけでなく、デザイン的にも洗練されていてとてもかっこよく見えます。
しかも、画面の映りもとても良いです。sRGBカバー率は99.0%、sRGB比104%となっていて、色域が広いディスプレイです。テキスト情報はもちろんのこと、画像や動画も綺麗に表示されます。また、画像や動画の編集やイラスト制作、デザインなど、クリエイティブな作業に使用するのにも良いでしょう。
上や横など、別の角度から画面を見ても映り方に変化がなく、綺麗に表示されます。
解像度は1920×1200となっていて、一般的なフルHDのディスプレイ(解像度:1920×1080)よりも縦に表示される情報量が多くなります。
周辺機器との接続に使用するポート類
周辺機器との接続に必要なポート類は以下のものが搭載されています。
・USB3.0ポート×2
・USB Type-Cポート×2(うち1つはThunderbolt 4対応)
・SDカードスロット(フルサイズ)
・ヘッドフォンジャック
複数のUSBポート、HDMIポートが搭載されていて、安心して使うことができます。特にうれしいのがSDカードスロットです。薄型軽量のモバイルノートPCでは、たいていmicro
SDカードの場合が多いのですが、フルサイズ対応になっていることで、デジカメやビデオカメラで撮影したデータを直接パソコンで操作できるようになります。
プレゼンや複数モニターで作業をする場合など、ディスプレイへの出力はHDMIポートとUSB Type-Cポートを利用すると良いです。
実際にHDMIケーブルを使って、PCとモニターを接続してみました。PCの画面を問題なく映し出すことができました。
USB Type-Cケーブルを使って、モバイルディスプレイに接続しました。こちらも問題なく映し出すことができました。
セキュリティ
Windows Helloによる顔認証を利用することができます。他人の顔では認証が通らないので、勝手にパソコンを操作される心配がありません。しかも、顔パスでログインできるので、パスワード入力の手間が省ける便利さがあります。
一方で、指紋センサーは搭載されていません。
また、次で解説するように、Windows 10 Proを選択すれば、ストレージ全体を暗号化できる機能を利用できるようになり、よりセキュリティが高まります。
Windows 10 Homeだけでなく、Windows 10 Proも選択可能
OSはWindows 10 Home、またはWindows 10 Proを選択することができます。
ビジネス用途でよく使われるWindows 10 Proが選べるのはうれしいですね。ストレージ全体を暗号化できるBitlockerなどが使えるようになります。
Bitlockerを使うとストレージ全体を暗号化できるので、万が一パソコンが盗難などにあってストレージを抜き取られても、データを読み取ることができなくなります。
暗号化に必要な鍵はTPMセキュリティチップと呼ばれる強固なセキュリティで守られたチップ内に保存されるので安心です。
また、仮想化技術であるHyper-Vも利用できますので、プログラミングなどで利用する場合にも便利です。
テレワークやリモート会議にも対応できる
カメラとマイク、スピーカーが搭載されているので、ZoomやTeamsなどのビデオ会議ソフトを使ったテレワークやリモート会議にもしっかり対応することができます。
カメラとマイクはディスプレイの上部にあり、スピーカーは本体の底面にあります。スピーカーの音質としては、テレワークで声を聞いたり、動画を楽しんだりする分には問題ありません。音楽を聴く場合は人によって好みが分かれるかもしれません。もし、音質が気になるようであれば、イヤホンなどを使用すると良いサウンドで聞くことができるでしょう。
動作音について
インターネットやWord、Excelなどを使った書類作成などの軽めの作業をしているときは、静かに使うことができます。ただ、CPUやグラフィックスに負荷がかかると、動作音は大きくなります。静かな部屋で使っているとうるさいと感じるかもしれません。
もし、動作音が大きいと感じる場合は、Control Centerという標準でインストールされているアプリを利用すると良いです。普段はバランスモードに設定されていますが、静音モードに変更することによって、負荷がかかる作業をする場合でも静かに使うことができるようになります。
バッテリーとACアダプター
バッテリーの持続時間は約12時間となっています。ネットを見たり、WordやExcelを使った書類作成などの軽めの作業をするのであれば大丈夫ですが、CPUやグラフィックスに負荷のかかる作業をする場合には、バッテリーの減りが早くなります。負荷のかかる作業をする場合は、ACアダプターを持ち歩いた方が良いでしょう。
ACアダプターは下の写真のようになっています。ケーブルを含めた重さは235gとなっていて軽量です。手のひらサイズの小型なものなので、カバンに入れて持ち運ぶのも問題ありません。
主な仕様と選び方
マウスコンピューターのDAIV 4Pのスペックをご紹介します。なお、製品仕様・販売価格については変更となる可能性があることをご了解ください。
OS | Windows 10 Home / Pro | |||
---|---|---|---|---|
CPU | Core i7-1165G7 | |||
メモリ | 16GB / 32GB / 64GB | |||
ストレージ | SSD 512GB / 1TB / 2TB | |||
グラフィックス | インテルIris Xe | |||
ディスプレイ | 1920×1200(WUXGA) 非光沢 14インチ |
|||
Office | 選択可 Office Home and Business Office Personal Office Professional |
|||
重量 | 約985g |
今回のレビューで使用したのは、以下のものです。メーカーからの貸し出し機になります。
メモリ:16GB
ストレージ:SSD 512GB
グラフィックス:インテルIris Xe
OSはWindows 10 Home、またはWindows 10 Proを選択することができます。一般的な用途であればWindows 10 Homeで問題ありません。
Windows 10 Proではストレージ全体を暗号化できるbitlockerという機能や仮想化技術であるHyper-Vなどの機能を利用できます。これらの機能が必要であったり、仕事で必要ということであればWindows 10 Proを選択すると良いでしょう。
CPUはCore i7-1165G7となります。同じCPUを搭載した他のノートパソコンよりも高めの性能を発揮することができます。高速な動作が可能です。
メモリは16GBから最大で64GBまで搭載することができます。いずれもデュアルチャネルとなっているので、グラフィックスの性能などがしっかりと発揮することができます。32GB以上のメモリを搭載することができる製品はほかにあまりないので、とても貴重な製品です。
ストレージは高速に動作するSSDが搭載されています。サクサク快適に動作します。
文書作成に必要なMicrosoftのOfficeの有無もカスタマイズ画面で選択することができます。Office Personal、Office
Home and Business、Office Professionalから選べます。Word、Excelのみで充分ならOffice Personal、PowerPointも必要なOffice
Home and Businessを選択すると良いでしょう。メールソフトであるOutLookはどのバージョンにも含まれています。
ベンチマーク
CPUとSSD(ストレージ)の性能を測定しました。使用した製品のスペックについては、性能と仕様の確認の項をご参照ください。
まず、CPUです。Passmark10というソフトを使っています。スコアは12434となりました。Core i7-1165G7としては高めのスコアです。とても快適に使うことができるでしょう。
続いてSSDのベンチマークです。スコアは16196となりました。高いスコアで、パソコンの動作が高速化されます。快適に使うことができるでしょう。
まとめ
DAIV 4Pは14インチのサイズで、重さがたったの985gしかない非常に軽量なノートパソコンです。画面が広くて見やすく、最新CPUを搭載して性能も高いので、自宅でメインPCとして使用することも、外出先にも気軽に持ち運べるモバイルノートPCとしても使用するができます。
ディスプレイの映りも良く、画像や動画編集などのクリエティブな作業にも使えます。
高性能で軽くて持ち運びに便利なノートパソコンを探している方は、是非検討してみてください。
詳細はこちら → DAIV Z4 (直販サイト)
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