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ノートパソコンを持ち運びする際の情報漏洩のリスクと対策



ノートパソコンを外に持ち運んで利用する際には、情報漏えいのリスクが常に存在します。万が一、大事なデータが漏えいしてしまった場合、ノートPCの価格以上に大きな損害が発生することも起こりえます。


被害を防ぐためにも、どのようなリスクが存在するのか、またどのような状況で情報漏えいが発生するのかということを知っておくと、対策を立てやすくなります。


では、具体的にどのようなデータが漏えいすると大きな被害が発生するのでしょうか?


仕事に必要なデータ、秘匿情報の高いデータが漏洩する


企業で働く人であったり、個人で事業を営んでいる方は注意が必要になります。
ノートパソコンに保存されている重要なデータとしては以下のようなものがあります。

・顧客情報
・取引情報
・売り上げ情報
・個人情報
・IDやパスワード
・議事録


このような情報が漏れてしまうと、最悪の場合企業として謝罪するにまで至るケースもあります。テレビや新聞などで個人情報が漏えいして問題になっている事例も最近では増えています。関連企業との取引停止、賠償やサービス停止などという事態にもなりかねませんので、仕事でノートパソコン持ち運びする場合には厳重な注意が必要です。


クレジットカード情報やオンラインバンクの情報が漏えいする


個人の場合でも以下のような情報が漏れるリスクが存在します。

・クレジットカード
・ネットバンクやウェブメールなどのID、パスワード
・マイナンバー
・オンラインメールシステムなどのIDとパスワード
・人に見られたくない写真や文章



オンラインショッピングで購入に使用したクレジットカードの情報や、オンラインバンクの情報が漏洩するリスクは特に危険です。勝手に高額な商品を購入されてしまったり、他の口座へ勝手に振り込まれてしまったりなど、大きな被害が発生する可能性があります。





2016年からはマイナンバーも発行されました。2016年3月時点では、まだネット証券などの一部のサービスでしか必要になっていませんが、今後は多くのシステムでマイナンバーが利用されることが予測されます。個人情報として非常に秘匿性が高く、漏えいした場合の被害は大きいです。


また、オンラインで利用できるメールシステムのIDやパスワードが盗まれると勝手にメールを見られたり、送信されてしまったりなどという被害も起こります。ネット上では様々なサービスが展開されていてIDとパスワードが必要になりますが、これらの情報が漏えいした場合には、不正にログインされて各サービスで貯めたポイントなどが勝手に使われるということも考えられます。


どんな場合にデータが漏えいするのか?


では、ノートパソコンを持ち運んでいてデータが漏えいする状況とはいったいどのような場合でしょうか?具体的には、以下のような場合にデータの漏えいが起こります。

1.ノートパソコンの盗難・紛失
2.安全でないWifiなどのネット接続による侵入や通信の盗聴
3.ウィルスによる感染
4.背後からの盗み見



これらについて、具体的にどのような事例があるか、そしてどのような対策をとればよいかを実際に見ていきましょう。


ノートパソコンの盗難・紛失


ノートパソコンの盗難・紛失する場合というのは、どんな場合でしょうか?


例えば、電車の中にかばんごと置き忘れてしまったり、トイレに行こうと離席した隙にノートPCを盗まれてしまったりという場合があります。


電車で居眠りをしていて降車駅であわてて気づいて降りたとき、鞄を電車内に置いてきてしまった人がいます。駅などで人と会話に夢中になっていたせいで、足元に置いておいた鞄を盗まれたことに気がつかなかったという人もいます。




また、自動車にノートPCを置いたまま戻ってくると、車上荒らしにあってPCを持ち去られていたという事例も多くあります。営業などで車を使っている場合など、ノートパソコンやタブレットを持って車で移動することが多い人は特に注意が必要です。


海外旅行でノートパソコンを入れたカバンをひったくりにあった人もいます。海外は治安が悪いところが多く、日本と同じ感覚でいると簡単に盗難にあってしまいます。


普段は注意しているつもりでも、ふとした気のゆるみや不注意で起こってしまうので、とても怖いです。


万が一、パソコンが盗まれたり紛失してしまった場合、ログインしてパソコン内部にアクセスされる可能性があります。ログインできなかったとしても、ハードディスクを取りだして別のパソコンで見るという方法もあります。


ノートPCが誰かに丸ごと渡ってしまうと、すべてのデータを見られてしまうという怖さがあります。


万が一このような事態が起こってしまった場合に被害を最小にするための対策が、ハードディスクの暗号化や指紋認証、BIOSパスワードなどのセキュリティ設定です。



安全でないWifiなどのネット接続による侵入や通信の盗聴


カフェなどの公衆無線LANなどのWifiスポットやホテルの有線・無線LANサービスを利用すると、情報が盗まれることがあります


このような接続サービスでは通信が暗号化されていなかったり、されていたとしても非常に弱い暗号化しかされていないものが多くあります。こうした回線に接続すると簡単に通信内容を読み取られてしまいます。





暗号化されていない公衆無線LANでクレジットカード情報を入力してショッピングをしたり、オンラインバンクを利用したりするのは非常に危険です。


また、不特定多数の人が同一のネットワークを使うことになりますので、同一ネットワーク内の接続状況を調べることでIPアドレスが特定されてクラッキングされます。ほかにもフォルダの共有機能がONになっていると、パソコンに簡単に侵入されたりすることがあります。


外でインターネット接続をすることは良くありますが、安心してインターネットを利用するためにはWiMAXやLTE、ポケットWifiを利用した接続や、テザリングによる通信を行うのが安全です。


ウイルス感染による漏えい


ノートPCがウィルスに感染してしまうと、あらゆる情報がネット上に流れ出てしまって、プライベートな写真などの情報が公開されてしまうこともあれば、個人情報が盗み出されてしまうこともあります。




感染原因として多いのが、メールによる感染やインターネット経由での感染です。


ウイルスによる感染によるデータ漏えいは、外でノートPCを使っているときだけでなく、室内で使用している場合にも起こるため、常に注意が必要です。


ウイルス感染からノートパソコンを守るためには、セキュリティソフトを導入するなどいくつかの対策を施す必要があります。



背後からの盗み見


カフェなどでノートPCを使って作業をしていると、画面やキーボードの操作を他人から見られていることがあります。





ディスプレイに映し出された情報を他人に覗かれる危険があります。また、IDやパスワードを入力する際にキーボード操作を盗み見られ、勝手にログインされてしまうということも起こりえます。


このような盗み見の対策を行うには、フィルターを使う、パスワードの入力方法を変える、などの対策が必要です。




以上、ノートパソコンを外出先で使用する際のデータ漏えいのリスクと対策についてでした。情報を守るためにお役に立ててもらえればうれしいです。




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